【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のJR札沼線 (桑園駅～北海道医療大学駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.9万円/坪(6.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -18.7％( -4.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 45 件(１年前(2024年)に比べて -68.3％( -97件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 97.2 坪 (昨年 84.8 坪から +14.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。あいの里教育大駅、太美駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのはあいの里教育大駅で昨年に比べ +41.3 ％、坪単価は 20.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(あいの里教育大駅、太美駅)は +32.4 ％(坪単価 +3.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(桑園駅、篠路駅)は -38.8 ％(坪単価 -19.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.2 ％ → 2025年 17.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 2.8 ％ → 2025年 2.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桑園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.8万円/坪(13.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -42.8％( -32.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった当別駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -21.7％( -0.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR札沼線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桑園駅 | 43.8万/坪 (54.5坪) | 76.6万/坪 (76.9坪) | 66.0万/坪 (156坪) |
| 八軒駅 | 30.8万/坪 (88.7坪) | 39.6万/坪 (68.9坪) | 39.6万/坪 (64.4坪) |
| 新川駅 | 30.0万/坪 (124坪) | 32.3万/坪 (77.6坪) | 32.1万/坪 (80.7坪) |
| 新琴似駅 | - | - | - |
| 太平駅 | 23.3万/坪 (74.5坪) | 25.8万/坪 (108坪) | 28.6万/坪 (78.9坪) |
| 百合が原駅 | 17.9万/坪 (53.7坪) | 22.0万/坪 (98.5坪) | 22.3万/坪 (58.5坪) |
| 篠路駅 | 13.2万/坪 (62.3坪) | 20.3万/坪 (69.1坪) | 19.0万/坪 (65.2坪) |
| 拓北駅 | 17.1万/坪 (58.5坪) | 16.3万/坪 (69.8坪) | 15.6万/坪 (74.3坪) |
| あいの里教育大駅 | 20.7万/坪 (72.6坪) | 14.6万/坪 (141坪) | 17.9万/坪 (151坪) |
| あいの里公園駅 | - | 0.5万/坪 (74.1坪) | - |
| 太美駅 | 5.7万/坪 (263坪) | 4.6万/坪 (117坪) | 4.3万/坪 (98.9坪) |
| 当別駅 | 1.4万/坪 (300坪) | 1.8万/坪 (140坪) | 2.3万/坪 (147坪) |
| 北海道医療大学駅 | - | 0.5万/坪 (106坪) | 0.4万/坪 (87.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
あいの里教育大駅 20.7 万/坪(昨年同期比 +41.3 ％)
あいの里教育大駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.7万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +41.3％( +6.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 140.7 坪から -48.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.0 分 → 2025年 5.0 分、-61.5 ％と大きく減少)
太美駅 5.7 万/坪(昨年同期比 +23.5 ％)
太美駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +23.5％( +1.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 263.2 坪 (昨年 117.0 坪から +125.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.0 分 → 2025年 30.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
桑園駅 43.8 万/坪(昨年同期比 -42.8 ％)
桑園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.8万円/坪(13.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -42.8％( -32.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 76.9 坪から -29.2 ％減)。
篠路駅 13.2 万/坪(昨年同期比 -34.8 ％)
篠路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -34.8％( -7.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2024年)に比べて -51.7％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 62.3 坪 (昨年 69.1 坪から -9.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.3 ％ → 2025年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.1 分 → 2025年 18.3 分、+64.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示