【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期の函館市電湯の川線 (松風町駅～湯の川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.0万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +2.1％( +0.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2024年)に比べて -71.1％( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 114.1 坪 (昨年 77.9 坪から +46.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。千歳町駅、杉並町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは千歳町駅で昨年に比べ +38.5 ％、坪単価は 16.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(千歳町駅、杉並町駅)は +30.9 ％(坪単価 +4.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(湯の川温泉駅、昭和橋駅)は -48.7 ％(坪単価 -4.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 6.9 分 → 2025年 7.7 分、+11.3 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 46.7 ％ → 2025年 23.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった杉並町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.6万円/坪(8.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +23.3％( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった湯の川温泉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -55.8％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 函館市電湯の川線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松風町駅 | - | 12.0万/坪 (24.7坪) | 12.2万/坪 (46.9坪) |
| 新川町駅 | - | 10.1万/坪 (71.1坪) | - |
| 千歳町駅 | 16.1万/坪 (50.7坪) | 11.7万/坪 (46.0坪) | 12.4万/坪 (29.2坪) |
| 昭和橋駅 | 8.7万/坪 (75.6坪) | 14.9万/坪 (46.9坪) | 22.7万/坪 (96.8坪) |
| 堀川町駅 | 10.8万/坪 (90.8坪) | 9.7万/坪 (71.6坪) | 5.2万/坪 (34.4坪) |
| 千代台駅 | - | 18.9万/坪 (106坪) | 10.7万/坪 (34.3坪) |
| 中央病院前駅 | 13.8万/坪 (363坪) | 19.0万/坪 (86.2坪) | - |
| 五稜郭公園前駅 | 15.0万/坪 (127坪) | 17.4万/坪 (63.0坪) | - |
| 杉並町駅 | 26.6万/坪 (109坪) | 21.6万/坪 (137坪) | 25.3万/坪 (50.7坪) |
| 柏木町駅 | 19.1万/坪 (94.5坪) | 19.3万/坪 (70.8坪) | 13.5万/坪 (64.7坪) |
| 深堀町駅 | - | 13.3万/坪 (129坪) | 14.0万/坪 (115坪) |
| 競馬場前駅 | - | - | 12.2万/坪 (55.2坪) |
| 駒場車庫前駅 | - | 9.6万/坪 (49.9坪) | - |
| 函館アリーナ前駅 | - | 10.1万/坪 (93.0坪) | - |
| 湯の川温泉駅 | 2.3万/坪 (109坪) | 5.2万/坪 (10.6坪) | 8.2万/坪 (269坪) |
| 湯の川駅 | 5.8万/坪 (90.8坪) | 5.0万/坪 (84.2坪) | 9.4万/坪 (49.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
千歳町駅 16.1 万/坪(昨年同期比 +38.5 ％)
千歳町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.1万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +38.5％( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 46.0 坪から +10.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 9.0 分 → 2025年 7.5 分、-16.7 ％と減少)
杉並町駅 26.6 万/坪(昨年同期比 +23.3 ％)
杉並町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.6万円/坪(8.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +23.3％( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 136.9 坪から -20.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.5 分 → 2025年 5.0 分、+42.9 ％と大きく増加)
湯の川温泉駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -55.8 ％)
湯の川温泉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -55.8％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 10.6 坪から +928.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.0 分 → 2025年 13.0 分、+333.3 ％と大きく増加)
昭和橋駅 8.7 万/坪(昨年同期比 -41.5 ％)
昭和橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.7万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -41.5％( -6.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 46.9 坪から +61.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.0 分 → 2025年 9.0 分、+80.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示