【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR神戸線 (尼崎駅～姫路駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.2万円/坪(14.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -9.0％( -4.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 98 件(１年前(2024年)に比べて -47.9％( -90件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 81.8 坪 (昨年 75.9 坪から +7.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。魚住駅、土山駅、宝殿駅、ひめじ別所駅、姫路駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鷹取駅で昨年に比べ +769.3 ％、坪単価は 105 万円/坪となった。
上位 2 駅(鷹取駅、御着駅)は +466.8 ％(坪単価 +50.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(明石駅、芦屋駅)は -44.0 ％(坪単価 -40.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.5 ％ → 2025年 2.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 9.0 ％ → 2025年 8.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 164万円/坪(49.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -11.1％( -20.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御着駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.3万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +164.3％( +8.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR神戸線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 尼崎駅 | 56.7万/坪 (10.6坪) | 77.6万/坪 (55.0坪) | 81.4万/坪 (64.7坪) |
| 立花駅 | 64.1万/坪 (28.5坪) | 81.3万/坪 (45.3坪) | 77.2万/坪 (72.9坪) |
| 甲子園口駅 | 140万/坪 (24.2坪) | 146万/坪 (140坪) | 116万/坪 (68.1坪) |
| 西宮駅 | 164万/坪 (43.9坪) | 185万/坪 (34.8坪) | 106万/坪 (42.7坪) |
| さくら夙川駅 | - | 191万/坪 (78.7坪) | 190万/坪 (71.1坪) |
| 芦屋駅 | 90.7万/坪 (52.9坪) | 151万/坪 (126坪) | 369万/坪 (78.7坪) |
| 甲南山手駅 | - | - | 128万/坪 (56.7坪) |
| 摂津本山駅 | - | 139万/坪 (45.4坪) | 166万/坪 (44.6坪) |
| 住吉駅 | - | 195万/坪 (98.3坪) | 212万/坪 (37.8坪) |
| 六甲道駅 | 177万/坪 (116坪) | - | 167万/坪 (112坪) |
| 摩耶駅 | 122万/坪 (46.9坪) | - | 113万/坪 (10.6坪) |
| 灘駅 | - | - | - |
| 三ノ宮駅 | - | 237万/坪 (59.0坪) | 137万/坪 (22.7坪) |
| 元町駅 | 95.2万/坪 (37.8坪) | - | 150万/坪 (16.6坪) |
| 神戸駅 | - | - | - |
| 兵庫駅 | - | - | - |
| 新長田駅 | - | - | 125万/坪 (90.8坪) |
| 鷹取駅 | 105万/坪 (26.5坪) | 12.1万/坪 (44.6坪) | 97.7万/坪 (34.8坪) |
| 須磨海浜公園駅 | - | 87.7万/坪 (148坪) | - |
| 須磨駅 | 80.0万/坪 (28.7坪) | 39.8万/坪 (40.2坪) | - |
| 塩屋駅 | - | 6.5万/坪 (57.5坪) | - |
| 垂水駅 | 48.8万/坪 (96.8坪) | 66.1万/坪 (42.5坪) | 76.2万/坪 (55.5坪) |
| 舞子駅 | - | 64.8万/坪 (198坪) | 42.0万/坪 (60.7坪) |
| 朝霧駅 | 37.4万/坪 (65.8坪) | - | 35.9万/坪 (154坪) |
| 明石駅 | 22.1万/坪 (127坪) | 42.5万/坪 (44.4坪) | 43.4万/坪 (46.5坪) |
| 西明石駅 | 66.1万/坪 (58.2坪) | 62.1万/坪 (37.1坪) | 59.7万/坪 (60.5坪) |
| 大久保駅 | 28.2万/坪 (64.3坪) | 40.1万/坪 (72.8坪) | 45.2万/坪 (103坪) |
| 魚住駅 | 44.1万/坪 (49.9坪) | 34.2万/坪 (60.2坪) | 39.3万/坪 (56.0坪) |
| 土山駅 | 36.4万/坪 (61.2坪) | 26.4万/坪 (79.4坪) | 27.0万/坪 (95.0坪) |
| 東加古川駅 | 27.0万/坪 (149坪) | 25.7万/坪 (88.3坪) | 25.4万/坪 (77.7坪) |
| 加古川駅 | 39.6万/坪 (69.8坪) | 37.6万/坪 (91.3坪) | 29.9万/坪 (69.6坪) |
| 宝殿駅 | 19.8万/坪 (56.7坪) | 15.2万/坪 (90.6坪) | 18.9万/坪 (129坪) |
| 曽根駅 | 13.3万/坪 (144坪) | - | 6.4万/坪 (172坪) |
| ひめじ別所駅 | 26.4万/坪 (92.3坪) | 15.1万/坪 (123坪) | 36.7万/坪 (40.8坪) |
| 御着駅 | 13.3万/坪 (164坪) | 5.0万/坪 (250坪) | 6.7万/坪 (207坪) |
| 東姫路駅 | - | - | - |
| 姫路駅 | 41.3万/坪 (87.9坪) | 29.8万/坪 (75.3坪) | 36.1万/坪 (124坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鷹取駅 105.0 万/坪(昨年同期比 +769.3 ％)
鷹取駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +769.3％( +93.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 26.5 坪 (昨年 44.6 坪から -40.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 7.5 分 → 2025年 8.5 分、+13.3 ％と増加)
御着駅 13.3 万/坪(昨年同期比 +164.3 ％)
御着駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.3万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +164.3％( +8.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 163.7 坪 (昨年 249.8 坪から -34.5 ％減)。
明石駅 22.1 万/坪(昨年同期比 -48.0 ％)
明石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.1万円/坪(6.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -48.0％( -20.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -73.3％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 127.4 坪 (昨年 44.4 坪から +187.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 27.1 分 → 2025年 52.5 分、+93.5 ％と大きく増加)
芦屋駅 90.7 万/坪(昨年同期比 -40.0 ％)
芦屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.7万円/坪(27.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -40.0％( -60.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 125.5 坪から -57.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.0 分 → 2025年 11.0 分、-42.1 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示