【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期の阪神本線 (元町駅～杭瀬駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -7.2％( -8.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 79 件(１年前(2024年)に比べて -59.9％( -118件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 52.7 坪 (昨年 62.3 坪から -15.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大石駅、青木駅、芦屋駅、杭瀬駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは杭瀬駅で昨年に比べ +68.4 ％、坪単価は 92.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(杭瀬駅、大石駅)は +60.5 ％(坪単価 +50.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(元町駅、今津駅)は -67.3 ％(坪単価 -152.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.8 ％ → 2025年 29.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.1 ％ → 2025年 2.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 186万円/坪(56.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +52.6％( +64.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった今津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.5万円/坪(13.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -64.5％( -82.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 阪神本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 元町駅 | 95.2万/坪 (37.8坪) | 318万/坪 (40.8坪) | 227万/坪 (17.4坪) |
| 春日野道駅 | - | 166万/坪 (21.2坪) | 88.2万/坪 (54.9坪) |
| 岩屋駅 | - | 199万/坪 (18.9坪) | - |
| 西灘駅 | - | - | 109万/坪 (43.9坪) |
| 大石駅 | 186万/坪 (17.4坪) | 122万/坪 (35.0坪) | 278万/坪 (15.1坪) |
| 新在家駅 | - | 216万/坪 (90.8坪) | 132万/坪 (22.7坪) |
| 石屋川駅 | 131万/坪 (15.9坪) | 149万/坪 (53.7坪) | 146万/坪 (49.2坪) |
| 御影駅 | 137万/坪 (61.4坪) | 151万/坪 (60.3坪) | 113万/坪 (116坪) |
| 住吉駅 | 131万/坪 (39.8坪) | 119万/坪 (127坪) | 177万/坪 (32.1坪) |
| 魚崎駅 | 130万/坪 (42.4坪) | - | 92.9万/坪 (14.4坪) |
| 青木駅 | 183万/坪 (40.1坪) | 140万/坪 (101坪) | 126万/坪 (46.0坪) |
| 深江駅 | 103万/坪 (545坪) | 217万/坪 (115坪) | 115万/坪 (182坪) |
| 芦屋駅 | 175万/坪 (56.6坪) | 119万/坪 (109坪) | 168万/坪 (58.1坪) |
| 打出駅 | 81.2万/坪 (23.4坪) | 128万/坪 (50.1坪) | 101万/坪 (50.7坪) |
| 香櫨園駅 | 152万/坪 (65.0坪) | 150万/坪 (31.6坪) | 109万/坪 (81.5坪) |
| 西宮駅 | 142万/坪 (33.3坪) | 137万/坪 (76.1坪) | 118万/坪 (40.5坪) |
| 今津駅 | 45.5万/坪 (24.2坪) | 128万/坪 (30.3坪) | 138万/坪 (55.5坪) |
| 久寿川駅 | 100万/坪 (58.2坪) | 96.2万/坪 (37.8坪) | 111万/坪 (51.0坪) |
| 甲子園駅 | 148万/坪 (65.0坪) | 133万/坪 (47.2坪) | 117万/坪 (80.3坪) |
| 鳴尾・武庫川女子大前駅 | 118万/坪 (29.6坪) | 118万/坪 (32.3坪) | 105万/坪 (51.9坪) |
| 武庫川駅 | 56.1万/坪 (47.0坪) | 71.2万/坪 (32.4坪) | 72.2万/坪 (43.2坪) |
| 尼崎センタープール前駅 | 54.3万/坪 (48.4坪) | 61.5万/坪 (124坪) | 62.6万/坪 (31.1坪) |
| 出屋敷駅 | 88.7万/坪 (45.4坪) | 81.3万/坪 (49.5坪) | 86.4万/坪 (65.2坪) |
| 尼崎駅 | 75.1万/坪 (36.9坪) | 82.3万/坪 (47.7坪) | 78.0万/坪 (70.5坪) |
| 大物駅 | 69.7万/坪 (22.7坪) | 62.3万/坪 (45.6坪) | 58.5万/坪 (39.8坪) |
| 杭瀬駅 | 92.6万/坪 (227坪) | 55.0万/坪 (41.3坪) | 86.1万/坪 (63.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
杭瀬駅 92.6 万/坪(昨年同期比 +68.4 ％)
杭瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.6万円/坪(28.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +68.4％( +37.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 226.9 坪 (昨年 41.3 坪から +448.8 ％増)。
大石駅 186.3 万/坪(昨年同期比 +52.6 ％)
大石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 186万円/坪(56.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +52.6％( +64.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 17.4 坪 (昨年 35.0 坪から -50.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 6.5 分 → 2025年 7.5 分、+15.4 ％と増加)
元町駅 95.2 万/坪(昨年同期比 -70.1 ％)
元町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.2万円/坪(28.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -70.1％( -223.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 40.8 坪から -7.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.0 分 → 2025年 5.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
今津駅 45.5 万/坪(昨年同期比 -64.5 ％)
今津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.5万円/坪(13.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -64.5％( -82.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 30.3 坪から -20.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.0 分 → 2025年 9.0 分、+80.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示