【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の肥薩おれんじ鉄道線 (米ノ津駅～川内駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -37.8％( -12.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -74.3％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.4年(昨年 33.5年から +8.4 ％増)。平均土地面積は 200.0 坪 (昨年 170.0 坪から +17.6 ％増)。平均建物面積は 60.1 坪 (昨年 50.5 坪から +19.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。折口駅、上川内駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上川内駅で昨年に比べ +51.6 ％、坪単価は 38.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(上川内駅)は +51.6 ％(坪単価 +13.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(川内駅)は -63.1 ％(坪単価 -27.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 48.3 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.9 ％ → 2025年 55.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上川内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +51.6％( +13.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった折口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.8万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +24.0％( +1.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 肥薩おれんじ鉄道線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米ノ津駅 | - | 13.9万/坪 (42.3年/75.6坪) | 13.1万/坪 (31.0年/134坪) |
| 出水駅 | - | 44.1万/坪 (0年/269坪) | 23.6万/坪 (33.5年/126坪) |
| 西出水駅 | 25.2万/坪 (31.0年/343坪) | 25.3万/坪 (44.0年/195坪) | 39.2万/坪 (23.7年/197坪) |
| 高尾野駅 | - | 68.0万/坪 (40.7年/352坪) | 14.2万/坪 (32.0年/151坪) |
| 野田郷駅 | - | 18.4万/坪 (47.0年/363坪) | 7.5万/坪 (44.0年/109坪) |
| 折口駅 | 6.8万/坪 (48.0年/188坪) | 5.5万/坪 (33.0年/90.8坪) | - |
| 阿久根駅 | 9.0万/坪 (38.0年/118坪) | 7.8万/坪 (46.4年/104坪) | 9.4万/坪 (31.0年/131坪) |
| 牛ノ浜駅 | - | - | - |
| 薩摩大川駅 | - | - | - |
| 西方駅 | - | - | - |
| 薩摩高城駅 | - | - | - |
| 草道駅 | - | - | - |
| 上川内駅 | 38.6万/坪 (26.5年/129坪) | 25.5万/坪 (32.3年/190坪) | 26.4万/坪 (31.5年/164坪) |
| 川内駅 | 16.1万/坪 (30.0年/163坪) | 43.7万/坪 (24.1年/137坪) | 64.6万/坪 (24.0年/98.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上川内駅 38.6 万/坪(昨年同期比 +51.6 ％)
上川内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +51.6％( +13.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 32.3年から -17.8 ％減)。平均土地面積は 128.6 坪 (昨年 190.0 坪から -32.3 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 73.4 坪から -58.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 32.3 年 → 2025年 26.5 年、-17.8 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 36.2 分 → 2025年 60.0 分、+65.7 ％と大きく増加)
川内駅 16.1 万/坪(昨年同期比 -63.1 ％)
川内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.1万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -63.1％( -27.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -92.3％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 24.1年から +24.6 ％増)。平均土地面積は 163.4 坪 (昨年 136.8 坪から +19.4 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 55.6 坪から -32.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 24.1 年 → 2025年 30.0 年、+24.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 65.6 分 → 2025年 120.0 分、+82.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 58.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示