物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2025年第2四半期
2025年4月6月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2025年4月〜6月期のJR山陽本線 (和木駅下関駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.5万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -11.8%( -5.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 101 件(1年前(2024年)に比べて -60.1%( -152件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 28.5年(昨年 31.3年から -8.9 %減)。平均土地面積は 81.2 坪 (昨年 91.3 坪から -11.0 %減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 44.9 坪から -20.9 %減)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。大畠駅島田駅光駅大道駅小月駅新下関駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは藤生駅で昨年に比べ +242.9 %、坪単価は 69.0 万円/坪となった。

上位 2 駅(藤生駅南岩国駅)は +192.8 %(坪単価 +37.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小野田駅下関駅)は -79.7 %(坪単価 -38.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.4 % → 2025年 2.2 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 29.6 % → 2025年 21.3 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 19.6 % → 2025年 18.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった岩国駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.0万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +12.4%( +9.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -87.5%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった大道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +46.4%( +2.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

JR山陽本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR山陽本線現状(2025)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
和木駅-2.3万/坪
(58.3年/138坪)
60.8万/坪
(22.0年/46.5坪)
岩国駅85.0万/坪
(3.3年/46.9坪)
75.7万/坪
(22.6年/74.3坪)
163万/坪
(20.7年/97.7坪)
南岩国駅42.8万/坪
(19.9年/64.7坪)
17.6万/坪
(27.3年/108坪)
44.0万/坪
(28.8年/66.6坪)
藤生駅69.0万/坪
(13.3年/66.6坪)
20.1万/坪
(32.3年/84.7坪)
11.2万/坪
(46.9年/85.7坪)
通津駅-33.7万/坪
(38.9年/117坪)
-
由宇駅-26.9万/坪
(39.3年/62.0坪)
10.5万/坪
(48.1年/67.8坪)
神代駅---
大畠駅14.8万/坪
(36.9年/107坪)
10.1万/坪
(35.7年/94.4坪)
23.4万/坪
(15.3年/129坪)
柳井港駅36.1万/坪
(0年/48.4坪)
-23.3万/坪
(35.8年/212坪)
柳井駅-9.6万/坪
(41.8年/73.9坪)
20.2万/坪
(35.5年/80.4坪)
田布施駅12.3万/坪
(33.3年/53.3坪)
25.4万/坪
(33.5年/65.8坪)
13.0万/坪
(35.6年/109坪)
岩田駅-32.6万/坪
(15.3年/58.2坪)
-
島田駅30.7万/坪
(54.3年/63.5坪)
20.2万/坪
(56.3年/239坪)
30.0万/坪
(23.3年/49.9坪)
光駅59.5万/坪
(1.3年/46.9坪)
34.6万/坪
(35.8年/72.3坪)
56.2万/坪
(23.0年/151坪)
下松駅48.3万/坪
(21.7年/45.6坪)
83.3万/坪
(23.0年/72.3坪)
86.6万/坪
(18.0年/81.0坪)
櫛ケ浜駅61.1万/坪
(15.7年/79.4坪)
91.9万/坪
(38.4年/62.5坪)
48.7万/坪
(23.1年/71.6坪)
徳山駅44.3万/坪
(33.3年/72.8坪)
39.0万/坪
(34.4年/83.2坪)
39.0万/坪
(32.5年/77.4坪)
新南陽駅52.2万/坪
(19.3年/51.9坪)
53.4万/坪
(24.1年/67.1坪)
75.2万/坪
(17.5年/63.9坪)
福川駅63.0万/坪
(0.25年/49.2坪)
72.8万/坪
(8.1年/53.7坪)
40.9万/坪
(38.1年/124坪)
戸田駅-44.0万/坪
(17.8年/91.1坪)
40.1万/坪
(17.3年/61.3坪)
富海駅18.9万/坪
(42.3年/200坪)
16.6万/坪
(49.3年/101坪)
41.5万/坪
(22.8年/89.2坪)
防府駅44.2万/坪
(25.5年/97.7坪)
52.9万/坪
(27.2年/109坪)
44.2万/坪
(27.2年/102坪)
大道駅7.6万/坪
(43.3年/62.0坪)
5.2万/坪
(52.3年/60.5坪)
24.0万/坪
(28.3年/81.7坪)
四辻駅-24.4万/坪
(48.3年/393坪)
5.7万/坪
(60.3年/266坪)
新山口駅19.8万/坪
(57.3年/139坪)
20.7万/坪
(45.3年/77.1坪)
78.4万/坪
(0.8年/226坪)
嘉川駅-1.5万/坪
(61.3年/424坪)
-
本由良駅---
厚東駅15.7万/坪
(55.3年/81.7坪)
-
宇部駅-34.8万/坪
(32.1年/95.2坪)
40.3万/坪
(22.6年/76.1坪)
小野田駅12.0万/坪
(49.3年/78.7坪)
59.5万/坪
(20.3年/58.2坪)
43.5万/坪
(41.3年/172坪)
厚狭駅-10.4万/坪
(32.6年/87.7坪)
69.1万/坪
(2.3年/62.0坪)
埴生駅--40.4万/坪
(30.8年/137坪)
小月駅28.8万/坪
(36.3年/131坪)
14.6万/坪
(38.3年/128坪)
32.2万/坪
(34.3年/108坪)
長府駅35.4万/坪
(47.8年/115坪)
34.2万/坪
(39.7年/81.9坪)
45.0万/坪
(28.2年/97.5坪)
新下関駅81.1万/坪
(12.8年/74.4坪)
44.1万/坪
(27.3年/126坪)
63.7万/坪
(26.9年/113坪)
幡生駅24.1万/坪
(42.6年/109坪)
76.4万/坪
(24.1年/78.3坪)
91.3万/坪
(24.8年/70.1坪)
下関駅7.7万/坪
(43.1年/36.3坪)
37.9万/坪
(40.1年/115坪)
21.8万/坪
(44.9年/58.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

藤生駅69.0 万/坪(昨年同期比 +242.9 %)

藤生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.0万円/坪(20.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +242.9%( +48.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 13.3年(昨年 32.3年から -58.9 %減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 84.7 坪から -21.4 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 34.8 坪から +0.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 32.3 年 → 2025年 13.3 年、-58.9 %と大きく減少)

南岩国駅42.8 万/坪(昨年同期比 +142.8 %)

南岩国駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.8万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +142.8%( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 19.9年(昨年 27.3年から -27.2 %減)。平均土地面積は 64.7 坪 (昨年 108.4 坪から -40.3 %減)。平均建物面積は 43.6 坪 (昨年 45.4 坪から -4.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 27.3 年 → 2025年 19.9 年、-27.2 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 20.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 17.0 分 → 2025年 24.8 分、+45.6 %と大きく増加)

小野田駅12.0 万/坪(昨年同期比 -79.8 %)

小野田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -79.8%( -47.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 49.3年(昨年 20.3年から +143.2 %増)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 58.2 坪から +35.1 %増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 28.7 坪から +15.8 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 20.3 年 → 2025年 49.3 年、+143.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.0 分 → 2025年 30.0 分、+66.7 %と大きく増加)

下関駅7.7 万/坪(昨年同期比 -79.6 %)

下関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -79.6%( -30.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2024年)に比べて -53.3%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 43.1年(昨年 40.1年から +7.3 %増)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 115.0 坪から -68.4 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 66.4 坪から -49.9 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 36.6 分 → 2025年 20.1 分、-45.0 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 40.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 35.7 % → 2025年 60.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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