【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR芸備線 (東城駅～広島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.7万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -39.7％( -38.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 81 件(１年前(2024年)に比べて -37.7％( -49件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.2年(昨年 30.8年から +11.1 ％増)。平均土地面積は 69.7 坪 (昨年 61.7 坪から +13.0 ％増)。平均建物面積は 53.0 坪 (昨年 57.3 坪から -7.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。三次駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは戸坂駅で昨年に比べ -91.1 ％、坪単価は 4.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(上深川駅、三次駅)は +51.8 ％(坪単価 +16.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(戸坂駅、備後三日市駅)は -86.2 ％(坪単価 -55.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 34.2 分 → 2025年 30.7 分、-10.1 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.8 ％ → 2025年 3.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 32.8 ％ → 2025年 24.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 30.8 年 → 2025年 34.2 年、+11.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.8 ％ → 2025年 48.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.7 ％ → 2025年 12.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった広島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.8万円/坪(24.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -31.7％( -37.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 41 件(１年前(2024年)に比べて -55.4％( -51件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった戸坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -91.1％( -42.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR芸備線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東城駅 | 5.7万/坪 (38.3年/46.9坪) | - | 5.6万/坪 (47.8年/94.5坪) |
| 備後八幡駅 | - | - | - |
| 小奴可駅 | 3.7万/坪 (45.3年/545坪) | - | - |
| 道後山駅 | - | - | - |
| 比婆山駅 | - | - | - |
| 備後西城駅 | - | 4.5万/坪 (0年/99.8坪) | - |
| 高駅 | - | - | - |
| 備後庄原駅 | - | 19.8万/坪 (31.3年/60.5坪) | 11.0万/坪 (56.3年/133坪) |
| 備後三日市駅 | 16.0万/坪 (30.3年/84.7坪) | 85.0万/坪 (0.25年/60.5坪) | - |
| 七塚駅 | - | - | - |
| 山ノ内駅 | - | 11.0万/坪 (36.3年/142坪) | - |
| 下和知駅 | - | - | - |
| 塩町駅 | - | 9.4万/坪 (46.3年/99.8坪) | - |
| 神杉駅 | - | - | - |
| 八次駅 | - | - | 71.2万/坪 (0年/30.3坪) |
| 三次駅 | 27.6万/坪 (39.3年/88.5坪) | 34.2万/坪 (31.8年/56.7坪) | 36.6万/坪 (20.6年/124坪) |
| 西三次駅 | - | - | - |
| 志和地駅 | - | - | - |
| 上川立駅 | - | - | - |
| 甲立駅 | - | 9.4万/坪 (17.3年/145坪) | 8.1万/坪 (40.3年/60.5坪) |
| 吉田口駅 | 34.1万/坪 (25.5年/70.3坪) | 51.9万/坪 (17.6年/72.6坪) | 66.1万/坪 (1.3年/63.5坪) |
| 向原駅 | - | - | - |
| 井原市駅 | - | 7.9万/坪 (50.3年/69.6坪) | - |
| 志和口駅 | 12.3万/坪 (52.3年/310坪) | 17.4万/坪 (31.3年/37.8坪) | - |
| 上三田駅 | - | - | - |
| 中三田駅 | - | 16.5万/坪 (25.3年/66.6坪) | - |
| 白木山駅 | - | - | - |
| 狩留家駅 | - | - | - |
| 上深川駅 | 72.1万/坪 (11.3年/60.5坪) | 32.4万/坪 (32.3年/39.3坪) | - |
| 中深川駅 | 44.9万/坪 (30.9年/71.1坪) | 86.4万/坪 (13.6年/75.6坪) | 47.9万/坪 (31.3年/84.2坪) |
| 下深川駅 | 40.7万/坪 (49.3年/71.1坪) | 64.5万/坪 (10.3年/52.2坪) | 78.7万/坪 (17.0年/65.8坪) |
| 玖村駅 | 70.4万/坪 (28.8年/44.6坪) | - | 73.6万/坪 (16.7年/39.5坪) |
| 安芸矢口駅 | 34.1万/坪 (41.1年/61.4坪) | 45.4万/坪 (44.3年/70.0坪) | 77.6万/坪 (22.9年/55.1坪) |
| 戸坂駅 | 4.1万/坪 (64.3年/56.0坪) | 46.4万/坪 (36.8年/39.3坪) | 105万/坪 (7.3年/58.2坪) |
| 矢賀駅 | 60.4万/坪 (27.3年/58.6坪) | 137万/坪 (0.25年/28.7坪) | 92.3万/坪 (14.6年/52.4坪) |
| 広島駅 | 79.8万/坪 (33.7年/48.7坪) | 117万/坪 (31.2年/58.8坪) | 90.6万/坪 (29.6年/46.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上深川駅 72.1 万/坪(昨年同期比 +122.9 ％)
上深川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.1万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +122.9％( +39.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 11.3年(昨年 32.3年から -65.1 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 39.3 坪から +53.8 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 28.7 坪から +15.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 32.3 年 → 2025年 11.3 年、-65.1 ％と大きく減少)
三次駅 27.6 万/坪(昨年同期比 -19.3 ％)
三次駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.6万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -19.3％( -6.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.3年(昨年 31.8年から +23.6 ％増)。平均土地面積は 88.5 坪 (昨年 56.7 坪から +56.0 ％増)。平均建物面積は 55.2 坪 (昨年 34.8 坪から +58.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 31.8 年 → 2025年 39.3 年、+23.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.5 分 → 2025年 14.2 分、+66.7 ％と大きく増加)
戸坂駅 4.1 万/坪(昨年同期比 -91.1 ％)
戸坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -91.1％( -42.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 64.3年(昨年 36.8年から +74.8 ％増)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 39.3 坪から +42.3 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 26.5 坪から +37.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 36.8 年 → 2025年 64.3 年、+74.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
備後三日市駅 16.0 万/坪(昨年同期比 -81.2 ％)
備後三日市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -81.2％( -69.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.3年(昨年 0.3年から +11910.9 ％増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 60.5 坪から +40.0 ％増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 31.8 坪から +38.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 9.0 分 → 2025年 7.0 分、-22.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 0.3 年 → 2025年 30.3 年、+11910.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示