【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR因美線 (鳥取駅～那岐駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.4万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +30.3％( +14.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2024年)に比べて -84.3％( -166件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 27.3年から -8.1 ％減)。平均土地面積は 56.7 坪 (昨年 73.3 坪から -22.6 ％減)。平均建物面積は 62.3 坪 (昨年 49.5 坪から +26.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。鳥取駅、郡家駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは郡家駅で昨年に比べ +52.5 ％、坪単価は 56.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(郡家駅)は +52.5 ％(坪単価 +19.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(津ノ井駅)は -21.3 ％(坪単価 -11.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.1 ％ → 2025年 8.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.2 ％ → 2025年 34.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鳥取駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +27.6％( +13.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2024年)に比べて -81.6％( -129件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった津ノ井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.3万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -21.3％( -11.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -93.3％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR因美線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鳥取駅 | 63.4万/坪 (25.4年/52.5坪) | 49.6万/坪 (27.1年/71.2坪) | 53.2万/坪 (24.9年/71.0坪) |
| 津ノ井駅 | 43.3万/坪 (38.0年/169坪) | 55.0万/坪 (23.3年/93.6坪) | 27.2万/坪 (29.3年/94.7坪) |
| 東郡家駅 | - | 35.4万/坪 (28.4年/90.8坪) | 7.4万/坪 (50.8年/54.5坪) |
| 郡家駅 | 56.7万/坪 (5.0年/52.9坪) | 37.2万/坪 (24.2年/58.0坪) | 17.9万/坪 (31.8年/55.2坪) |
| 河原駅 | - | 47.3万/坪 (23.3年/80.2坪) | 50.1万/坪 (26.4年/115坪) |
| 国英駅 | - | - | 3.3万/坪 (39.3年/99.8坪) |
| 鷹狩駅 | - | 11.8万/坪 (36.3年/51.4坪) | - |
| 用瀬駅 | - | 66.1万/坪 (4.5年/105坪) | 9.7万/坪 (35.8年/103坪) |
| 因幡社駅 | - | - | - |
| 智頭駅 | - | 6.2万/坪 (52.0年/70.2坪) | 31.4万/坪 (29.8年/126坪) |
| 土師駅 | - | - | 1.1万/坪 (48.8年/284坪) |
| 那岐駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
郡家駅 56.7 万/坪(昨年同期比 +52.5 ％)
郡家駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.7万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +52.5％( +19.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 5.0年(昨年 24.2年から -79.3 ％減)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 58.0 坪から -8.7 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 43.6 坪から -27.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 24.2 年 → 2025年 5.0 年、-79.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.2 分 → 2025年 14.0 分、+37.7 ％と大きく増加)
津ノ井駅 43.3 万/坪(昨年同期比 -21.3 ％)
津ノ井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.3万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -21.3％( -11.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -93.3％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.0年(昨年 23.3年から +63.2 ％増)。平均土地面積は 169.4 坪 (昨年 93.6 坪から +81.1 ％増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 71.6 坪から -38.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.2 分 → 2025年 4.0 分、-79.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.7 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 23.3 年 → 2025年 38.0 年、+63.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示