
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の近鉄けいはんな線 (長田駅~新石切駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.8万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +7.5%( +5.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 49 件(1年前(2023年)に比べて +19.5%( +8件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 29.7年から -16.1 %減)。平均土地面積は 61.3 坪 (昨年 53.9 坪から +13.7 %増)。平均建物面積は 62.0 坪 (昨年 47.9 坪から +29.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。荒本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは荒本駅で昨年に比べ +59.9 %、坪単価は 121 万円/坪となった。
上位 1 駅(荒本駅)は +59.9 %(坪単価 +45.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(長田駅)は -49.2 %(坪単価 -61.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 29.7 年 → 2024年 24.9 年、-16.1 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.1 % → 2024年 14.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 % → 2024年 7.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 11.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった荒本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +59.9%( +45.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新石切駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.9万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +19.5%( +9.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて +40.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
近鉄けいはんな線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
長田駅 | 63.1万/坪 (41.3年/42.0坪) | 124万/坪 (23.5年/52.9坪) | 96.3万/坪 (21.9年/75.6坪) |
荒本駅 | 121万/坪 (29.3年/122坪) | 75.7万/坪 (28.5年/29.2坪) | 61.2万/坪 (24.3年/72.0坪) |
吉田駅 | 97.7万/坪 (15.6年/67.9坪) | 83.6万/坪 (26.6年/79.8坪) | 50.4万/坪 (26.6年/43.9坪) |
新石切駅 | 56.9万/坪 (24.6年/37.2坪) | 47.6万/坪 (40.2年/30.3坪) | 60.3万/坪 (25.1年/61.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
荒本駅 121.0 万/坪(昨年同期比 +59.9 %)
荒本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +59.9%( +45.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 28.5年から +2.6 %増)。平均土地面積は 122.1 坪 (昨年 29.2 坪から +317.7 %増)。平均建物面積は 95.5 坪 (昨年 28.7 坪から +232.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.7 分 → 2024年 10.0 分、+50.0 %と大きく増加)
長田駅 63.1 万/坪(昨年同期比 -49.2 %)
長田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.1万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -49.2%( -61.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.3年(昨年 23.5年から +75.7 %増)。平均土地面積は 42.0 坪 (昨年 52.9 坪から -20.6 %減)。平均建物面積は 82.9 坪 (昨年 40.8 坪から +103.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.5 年 → 2024年 41.3 年、+75.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 8.8 分 → 2024年 10.4 分、+18.9 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 80.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示