
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の近鉄鈴鹿線 (伊勢若松駅~平田町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.5万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -10.9%( -5.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -21.4%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 27.9年から +5.9 %増)。平均土地面積は 82.5 坪 (昨年 87.5 坪から -5.7 %減)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 50.5 坪から -31.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。平田町駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは伊勢若松駅で昨年に比べ -42.1 %、坪単価は 12.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(三日市駅)は +112.5 %(坪単価 +43.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(伊勢若松駅)は -42.1 %(坪単価 -8.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 16.1 分 → 2025年 14.4 分、-10.6 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 46.2 % → 2025年 20.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.1 % → 2025年 40.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 % → 2025年 9.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三日市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.9万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +112.5%( +43.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊勢若松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.3万円/坪(3.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -42.1%( -8.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
近鉄鈴鹿線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
伊勢若松駅 | 12.3万/坪 (40.5年/166坪) | 21.3万/坪 (52.0年/51.4坪) | 45.0万/坪 (16.3年/64.5坪) |
柳駅 | - | - | - |
鈴鹿市駅 | - | 35.5万/坪 (62.0年/49.9坪) | 52.0万/坪 (22.5年/52.7坪) |
三日市駅 | 81.9万/坪 (12.0年/52.9坪) | 38.5万/坪 (30.5年/201坪) | 41.3万/坪 (56.0年/49.9坪) |
平田町駅 | 52.7万/坪 (28.9年/62.4坪) | 64.1万/坪 (20.8年/74.6坪) | 46.6万/坪 (37.5年/99.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三日市駅 81.9 万/坪(昨年同期比 +112.5 %)
三日市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.9万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +112.5%( +43.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.0年(昨年 30.5年から -60.7 %減)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 201.2 坪から -73.7 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 136.9 坪から -76.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.5 年 → 2025年 12.0 年、-60.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.0 分 → 2025年 4.0 分、-63.6 %と大きく減少)
伊勢若松駅 12.3 万/坪(昨年同期比 -42.1 %)
伊勢若松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.3万円/坪(3.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -42.1%( -8.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.5年(昨年 52.0年から -22.1 %減)。平均土地面積は 166.4 坪 (昨年 51.4 坪から +223.5 %増)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 21.2 坪から +117.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 52.0 年 → 2025年 40.5 年、-22.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 16.0 分 → 2025年 12.5 分、-21.9 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示