【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の名鉄小牧線 (上飯田駅～犬山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.1万円/坪(26.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +1.7％( +1.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 99 件(１年前(2024年)に比べて -18.9％( -23件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 13.3年(昨年 16.2年から -18.4 ％減)。平均土地面積は 49.2 坪 (昨年 63.4 坪から -22.3 ％減)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 44.1 坪から -9.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。楽田駅、犬山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは犬山駅で昨年に比べ +40.8 ％、坪単価は 104 万円/坪となった。
上位 2 駅(犬山駅、楽田駅)は +34.0 ％(坪単価 +26.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小牧駅、上飯田駅)は -13.1 ％(坪単価 -13.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 16.2 年 → 2025年 13.3 年、-18.4 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 46.4 ％ → 2025年 51.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 12.7 ％ → 2025年 7.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小牧口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +19.4％( +17.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった味鋺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.5万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -2.4％( -1.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて -28.6％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄小牧線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上飯田駅 | 103万/坪 (15.0年/38.7坪) | 118万/坪 (2.0年/47.2坪) | 139万/坪 (0.6年/41.8坪) |
| 味鋺駅 | 73.5万/坪 (20.9年/49.3坪) | 75.4万/坪 (17.8年/43.0坪) | 76.0万/坪 (19.2年/61.0坪) |
| 味美駅 | 93.7万/坪 (8.3年/50.7坪) | 98.7万/坪 (6.4年/57.5坪) | 89.6万/坪 (10.3年/39.0坪) |
| 春日井駅 | 89.5万/坪 (17.5年/54.2坪) | 98.8万/坪 (15.5年/68.4坪) | 89.6万/坪 (17.1年/44.9坪) |
| 牛山駅 | 98.9万/坪 (0.8年/42.4坪) | 94.1万/坪 (16.3年/31.0坪) | 125万/坪 (0.8年/50.7坪) |
| 間内駅 | - | 40.4万/坪 (42.3年/68.8坪) | 54.9万/坪 (27.3年/44.6坪) |
| 小牧口駅 | 110万/坪 (6.9年/44.1坪) | 91.8万/坪 (16.9年/53.2坪) | 118万/坪 (12.9年/135坪) |
| 小牧駅 | 80.5万/坪 (11.5年/52.3坪) | 92.7万/坪 (24.3年/45.5坪) | 85.1万/坪 (8.3年/42.7坪) |
| 小牧原駅 | 80.7万/坪 (13.1年/45.6坪) | 76.8万/坪 (22.1年/189坪) | 73.3万/坪 (17.0年/66.2坪) |
| 味岡駅 | 89.8万/坪 (12.5年/48.1坪) | 78.3万/坪 (20.5年/80.3坪) | 60.3万/坪 (21.4年/72.0坪) |
| 田県神社前駅 | 73.7万/坪 (15.4年/49.2坪) | 67.2万/坪 (17.6年/55.7坪) | 83.5万/坪 (15.8年/47.5坪) |
| 楽田駅 | 105万/坪 (0.8年/49.2坪) | 82.2万/坪 (16.6年/57.5坪) | 52.1万/坪 (25.3年/43.9坪) |
| 羽黒駅 | - | 58.3万/坪 (18.6年/59.0坪) | 51.1万/坪 (18.8年/66.6坪) |
| 犬山駅 | 104万/坪 (3.3年/43.9坪) | 73.8万/坪 (13.5年/53.5坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
犬山駅 103.9 万/坪(昨年同期比 +40.8 ％)
犬山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +40.8％( +30.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 3.3年(昨年 13.5年から -76.0 ％減)。平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 53.5 坪から -18.1 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 35.4 坪から -10.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 13.5 年 → 2025年 3.3 年、-76.0 ％と大きく減少)
楽田駅 104.6 万/坪(昨年同期比 +27.2 ％)
楽田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +27.2％( +22.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.8年(昨年 16.6年から -95.5 ％減)。平均土地面積は 49.2 坪 (昨年 57.5 坪から -14.5 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 33.3 坪から -2.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 16.6 年 → 2025年 0.8 年、-95.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.7 分 → 2025年 10.0 分、+30.4 ％と大きく増加)
小牧駅 80.5 万/坪(昨年同期比 -13.1 ％)
小牧駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.5万円/坪(24.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -13.1％( -12.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 11.5年(昨年 24.3年から -52.7 ％減)。平均土地面積は 52.3 坪 (昨年 45.5 坪から +14.8 ％増)。平均建物面積は 44.9 坪 (昨年 31.0 坪から +44.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 24.3 年 → 2025年 11.5 年、-52.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 42.9 ％ → 2025年 55.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 17.0 分 → 2025年 19.4 分、+14.3 ％と増加)
上飯田駅 103.1 万/坪(昨年同期比 -13.0 ％)
上飯田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -13.0％( -15.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -30.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 2.0年から +666.4 ％増)。平均土地面積は 38.7 坪 (昨年 47.2 坪から -18.0 ％減)。平均建物面積は 37.2 坪 (昨年 49.5 坪から -24.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 2.0 年 → 2025年 15.0 年、+666.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 15.5 分 → 2025年 18.3 分、+18.0 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 90.0 ％ → 2025年 57.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示