【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR伊東線 (熱海駅～伊東駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.3万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -16.1％( -5.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2024年)に比べて -87.1％( -108件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.0年(昨年 41.4年から +18.2 ％増)。平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 89.6 坪から +14.9 ％増)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 49.3 坪から -6.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。熱海駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは熱海駅で昨年に比べ +8.2 ％、坪単価は 50.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(熱海駅)は +8.2 ％(坪単価 +3.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(伊豆多賀駅)は -83.3 ％(坪単価 -18.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 25.1 分 → 2025年 22.3 分、-11.2 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.7 ％ → 2025年 12.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 41.4 年 → 2025年 49.0 年、+18.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 53.3 ％ → 2025年 81.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熱海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.0万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +8.2％( +3.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -86.5％( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊豆多賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -83.3％( -18.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR伊東線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 熱海駅 | 50.0万/坪 (48.6年/75.0坪) | 46.2万/坪 (41.2年/108坪) | 60.8万/坪 (35.6年/120坪) |
| 来宮駅 | - | - | 2.8万/坪 (68.0年/22.7坪) |
| 伊豆多賀駅 | 3.7万/坪 (65.0年/21.2坪) | 21.9万/坪 (37.4年/98.9坪) | 34.6万/坪 (37.5年/138坪) |
| 網代駅 | 25.5万/坪 (49.4年/95.8坪) | 26.3万/坪 (41.9年/75.5坪) | 58.0万/坪 (28.2年/78.1坪) |
| 宇佐美駅 | 21.6万/坪 (46.7年/214坪) | 28.4万/坪 (38.6年/94.5坪) | 27.7万/坪 (37.5年/109坪) |
| 伊東駅 | 22.4万/坪 (46.8年/72.6坪) | 44.8万/坪 (47.1年/59.0坪) | 30.7万/坪 (41.3年/94.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
熱海駅 50.0 万/坪(昨年同期比 +8.2 ％)
熱海駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.0万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +8.2％( +3.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -86.5％( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.6年(昨年 41.2年から +18.1 ％増)。平均土地面積は 75.0 坪 (昨年 108.1 坪から -30.6 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 70.4 坪から -54.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 33.6 分 → 2025年 24.8 分、-26.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 41.2 年 → 2025年 48.6 年、+18.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 80.0 ％)
伊豆多賀駅 3.7 万/坪(昨年同期比 -83.3 ％)
伊豆多賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -83.3％( -18.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 65.0年(昨年 37.4年から +74.0 ％増)。平均土地面積は 21.2 坪 (昨年 98.9 坪から -78.6 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 57.5 坪から -52.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 29.0 分 → 2025年 10.0 分、-65.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 37.4 年 → 2025年 65.0 年、+74.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示