【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の北陸鉄道石川線 (野町駅～鶴来駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.9万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +0.1％( +0.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 28 件(１年前(2024年)に比べて +47.4％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 17.4年から +20.5 ％増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 82.7 坪から -19.5 ％減)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 56.6 坪から -27.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。乙丸駅、曽谷駅、道法寺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは額住宅前駅で昨年に比べ +109.2 ％、坪単価は 131 万円/坪となった。
上位 2 駅(額住宅前駅、乙丸駅)は +96.7 ％(坪単価 +56.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(野町駅、陽羽里駅)は -36.7 ％(坪単価 -27.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.8 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.4 年 → 2025年 21.0 年、+20.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 15.8 分 → 2025年 18.4 分、+16.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.5 ％ → 2025年 22.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 31.6 ％ → 2025年 29.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった額住宅前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +109.2％( +68.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.6万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -48.4％( -33.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 北陸鉄道石川線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 野町駅 | 35.6万/坪 (26.0年/66.6坪) | 69.0万/坪 (15.3年/43.4坪) | - |
| 西泉駅 | 35.8万/坪 (31.0年/34.8坪) | - | - |
| 新西金沢駅 | - | - | - |
| 押野駅 | 102万/坪 (1.0年/45.4坪) | 102万/坪 (13.5年/47.6坪) | 74.5万/坪 (11.0年/70.6坪) |
| 野々市駅 | 78.2万/坪 (18.5年/57.7坪) | 73.3万/坪 (16.9年/114坪) | 120万/坪 (0.8年/50.5坪) |
| 野々市工大前駅 | 93.5万/坪 (1.0年/40.8坪) | - | - |
| 馬替駅 | 58.6万/坪 (30.0年/46.4坪) | 58.8万/坪 (25.0年/191坪) | - |
| 額住宅前駅 | 131万/坪 (23.7年/51.0坪) | 62.8万/坪 (30.0年/48.4坪) | 37.8万/坪 (32.0年/27.2坪) |
| 乙丸駅 | 97.4万/坪 (5.0年/45.4坪) | 52.9万/坪 (24.0年/87.7坪) | 59.8万/坪 (18.0年/37.8坪) |
| 四十万駅 | - | - | 116万/坪 (0年/57.5坪) |
| 陽羽里駅 | 66.1万/坪 (6.0年/57.5坪) | 88.2万/坪 (1.0年/37.8坪) | - |
| 曽谷駅 | 102万/坪 (0年/52.9坪) | 66.1万/坪 (18.0年/39.3坪) | 63.2万/坪 (32.0年/51.4坪) |
| 道法寺駅 | 55.3万/坪 (37.0年/74.1坪) | 39.7万/坪 (25.0年/60.5坪) | 96.5万/坪 (0.7年/57.5坪) |
| 井口駅 | 39.2万/坪 (41.0年/60.5坪) | - | - |
| 小柳駅 | - | - | 37.2万/坪 (0年/87.7坪) |
| 日御子駅 | - | - | - |
| 鶴来駅 | 16.3万/坪 (27.3年/145坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
額住宅前駅 131.4 万/坪(昨年同期比 +109.2 ％)
額住宅前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +109.2％( +68.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 30.0年から -21.1 ％減)。平均土地面積は 51.0 坪 (昨年 48.4 坪から +5.5 ％増)。平均建物面積は 24.6 坪 (昨年 30.3 坪から -18.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.0 年 → 2025年 23.7 年、-21.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
乙丸駅 97.4 万/坪(昨年同期比 +84.2 ％)
乙丸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.4万円/坪(29.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +84.2％( +44.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 5.0年(昨年 24.0年から -79.2 ％減)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 87.7 坪から -48.3 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 68.1 坪から -57.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 24.0 年 → 2025年 5.0 年、-79.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 6.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
野町駅 35.6 万/坪(昨年同期比 -48.4 ％)
野町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.6万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -48.4％( -33.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 15.3年から +69.6 ％増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 43.4 坪から +53.5 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 32.3 坪から +21.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 15.3 年 → 2025年 26.0 年、+69.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 13.3 分 → 2025年 30.0 分、+125.0 ％と大きく増加)
陽羽里駅 66.1 万/坪(昨年同期比 -25.0 ％)
陽羽里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -25.0％( -22.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 6.0年(昨年 1.0年から +498.9 ％増)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 37.8 坪から +52.0 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 31.8 坪から +23.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 1.0 年 → 2025年 6.0 年、+498.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.0 分 → 2025年 25.0 分、+150.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示