
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の富山地鉄市内線 (南富山駅前駅~大手モール駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +11.9%( +6.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2024年)に比べて -5.3%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 27.2年から -13.4 %減)。平均土地面積は 72.4 坪 (昨年 80.9 坪から -10.4 %減)。平均建物面積は 58.8 坪 (昨年 65.4 坪から -10.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。富山駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは富山大学前駅で昨年に比べ +155.9 %、坪単価は 36.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(富山大学前駅)は +155.9 %(坪単価 +22.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅)は -17.6 %(坪単価 -7.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 27.2 年 → 2025年 23.5 年、-13.4 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 26.3 % → 2025年 11.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.1 % → 2025年 23.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.8 % → 2025年 11.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.8万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +7.4%( +4.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -30.8%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったトヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -17.6%( -7.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
富山地鉄市内線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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南富山駅前駅 | - | - | - |
大町駅 | - | - | - |
堀川小泉駅 | - | 45.3万/坪 (34.0年/15.1坪) | - |
小泉町駅 | - | 28.8万/坪 (26.0年/57.5坪) | - |
西中野駅 | - | - | - |
広貫堂前駅 | - | - | - |
上本町駅 | - | - | - |
桜橋駅 | - | - | - |
電気ビル前駅 | - | - | - |
富山駅 | 67.8万/坪 (24.4年/85.5坪) | 63.1万/坪 (22.6年/79.6坪) | 45.1万/坪 (22.9年/59.1坪) |
県庁前駅 | 62.8万/坪 (37.0年/52.9坪) | - | - |
諏訪川原駅 | - | - | - |
安野屋駅 | 90.5万/坪 (6.5年/65.8坪) | - | - |
トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅 | 35.7万/坪 (24.0年/48.4坪) | 43.3万/坪 (38.5年/133坪) | 32.0万/坪 (31.5年/45.4坪) |
富山大学前駅 | 36.3万/坪 (26.8年/63.1坪) | 14.2万/坪 (42.5年/81.7坪) | 92.8万/坪 (2.0年/58.2坪) |
大手モール駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富山大学前駅 36.3 万/坪(昨年同期比 +155.9 %)
富山大学前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.3万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +155.9%( +22.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 42.5年から -37.1 %減)。平均土地面積は 63.1 坪 (昨年 81.7 坪から -22.7 %減)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 90.8 坪から -58.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 42.5 年 → 2025年 26.8 年、-37.1 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.0 分 → 2025年 18.2 分、+204.2 %と大きく増加)
トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅 35.7 万/坪(昨年同期比 -17.6 %)
トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -17.6%( -7.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 24.0年(昨年 38.5年から -37.7 %減)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 133.1 坪から -63.6 %減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 47.6 坪から -28.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 38.5 年 → 2025年 24.0 年、-37.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 17.0 分 → 2025年 15.0 分、-11.8 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示