【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の富山地方鉄道上滝線 (南富山駅～岩峅寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.8万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -16.3％( -8.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 19 件(１年前(2024年)に比べて -45.7％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 21.5年から +25.1 ％増)。平均土地面積は 118.2 坪 (昨年 97.7 坪から +21.0 ％増)。平均建物面積は 49.6 坪 (昨年 55.6 坪から -10.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。南富山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南富山駅で昨年に比べ +80.5 ％、坪単価は 68.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(南富山駅)は +80.5 ％(坪単価 +30.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小杉駅)は -77.0 ％(坪単価 -45.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 17.7 分 → 2025年 15.4 分、-13.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.2 ％ → 2025年 15.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.0 ％ → 2025年 5.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 21.5 年 → 2025年 26.9 年、+25.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.2 ％ → 2025年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 30.3 ％ → 2025年 16.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.5万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +80.5％( +30.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった開発駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -31.6％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 富山地方鉄道上滝線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 南富山駅 | 68.5万/坪 (14.4年/53.4坪) | 38.0万/坪 (32.8年/196坪) | 51.8万/坪 (19.8年/142坪) |
| 朝菜町駅 | 41.6万/坪 (38.6年/259坪) | 61.7万/坪 (10.5年/85.8坪) | 58.6万/坪 (17.3年/109坪) |
| 上堀駅 | 50.4万/坪 (14.0年/84.3坪) | 59.4万/坪 (15.4年/78.1坪) | 23.6万/坪 (32.3年/60.5坪) |
| 小杉駅 | 13.7万/坪 (48.8年/124坪) | 59.5万/坪 (17.0年/66.2坪) | 44.6万/坪 (28.6年/88.7坪) |
| 布市駅 | - | - | - |
| 開発駅 | 11.3万/坪 (44.3年/86.2坪) | 16.5万/坪 (49.3年/87.7坪) | 22.3万/坪 (34.3年/68.6坪) |
| 月岡駅 | - | - | 21.7万/坪 (38.3年/96.8坪) |
| 大庄駅 | - | 66.1万/坪 (41.3年/54.5坪) | - |
| 上滝駅 | - | 3.1万/坪 (0年/206坪) | - |
| 大川寺駅 | - | - | - |
| 岩峅寺駅 | 1.6万/坪 (39.3年/269坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南富山駅 68.5 万/坪(昨年同期比 +80.5 ％)
南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.5万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +80.5％( +30.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.4年(昨年 32.8年から -56.0 ％減)。平均土地面積は 53.4 坪 (昨年 196.1 坪から -72.8 ％減)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 151.9 坪から -77.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 32.8 年 → 2025年 14.4 年、-56.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 21.5 分 → 2025年 13.2 分、-38.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
小杉駅 13.7 万/坪(昨年同期比 -77.0 ％)
小杉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.7万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -77.0％( -45.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.8年(昨年 17.0年から +187.3 ％増)。平均土地面積は 123.5 坪 (昨年 66.2 坪から +86.5 ％増)。平均建物面積は 50.7 坪 (昨年 37.2 坪から +36.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.0 年 → 2025年 48.8 年、+187.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 17.5 分 → 2025年 19.3 分、+10.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示