【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR上越線 (越後中里駅～ガーラ湯沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.7万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +72.6％( +18.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(１年前(2024年)に比べて -78.4％( -91件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 33.4年から -21.8 ％減)。平均土地面積は 111.4 坪 (昨年 132.2 坪から -15.7 ％減)。平均建物面積は 100.6 坪 (昨年 75.8 坪から +32.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。宮内駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大沢駅で昨年に比べ +366.7 ％、坪単価は 15.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(大沢駅、塩沢駅)は +282.7 ％(坪単価 +23.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小出駅、浦佐駅)は -37.6 ％(坪単価 -7.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 33.4 年 → 2025年 26.2 年、-21.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.7 ％ → 2025年 17.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 41.3 ％ → 2025年 26.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.7 ％ → 2025年 43.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.8 ％ → 2025年 4.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.7万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +47.9％( +24.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小出駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.4万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -39.3％( -6.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -81.2％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR上越線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 越後中里駅 | - | - | |
| 岩原スキー場前駅 | - | - | - |
| 越後湯沢駅 | - | 14.3万/坪 (42.0年/155坪) | 33.7万/坪 (44.1年/194坪) |
| 石打駅 | - | 5.1万/坪 (41.8年/196坪) | 21.3万/坪 (37.6年/195坪) |
| 大沢駅 | 15.4万/坪 (26.3年/99.8坪) | 3.3万/坪 (35.3年/157坪) | 20.8万/坪 (21.5年/103坪) |
| 塩沢駅 | 52.0万/坪 (0年/101坪) | 17.4万/坪 (36.6年/181坪) | 27.2万/坪 (31.4年/237坪) |
| 六日町駅 | - | 27.9万/坪 (37.7年/154坪) | 28.0万/坪 (39.2年/145坪) |
| 五日町駅 | - | 4.5万/坪 (51.7年/89.2坪) | 3.7万/坪 (34.3年/115坪) |
| 浦佐駅 | 13.6万/坪 (47.2年/68.1坪) | 21.2万/坪 (40.0年/199坪) | 12.6万/坪 (27.6年/215坪) |
| 八色駅 | - | 5.3万/坪 (40.3年/33.3坪) | - |
| 小出駅 | 10.4万/坪 (21.7年/115坪) | 17.1万/坪 (27.3年/135坪) | 16.5万/坪 (39.1年/92.3坪) |
| 越後堀之内駅 | - | 8.9万/坪 (40.3年/118坪) | 11.4万/坪 (31.0年/87.7坪) |
| 北堀之内駅 | - | 8.3万/坪 (41.8年/242坪) | - |
| 越後川口駅 | - | 13.2万/坪 (19.8年/287坪) | 3.7万/坪 (41.3年/129坪) |
| 小千谷駅 | 24.3万/坪 (28.3年/90.1坪) | 26.7万/坪 (32.7年/96.4坪) | 35.2万/坪 (28.6年/106坪) |
| 越後滝谷駅 | - | 8.0万/坪 (19.8年/275坪) | 7.7万/坪 (48.3年/60.5坪) |
| 宮内駅 | 74.7万/坪 (22.2年/138坪) | 50.5万/坪 (22.4年/94.5坪) | 44.9万/坪 (25.8年/112坪) |
| ガーラ湯沢駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大沢駅 15.4 万/坪(昨年同期比 +366.7 ％)
大沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.4万円/坪(4.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +366.7％( +12.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.3年(昨年 35.3年から -25.5 ％減)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 157.3 坪から -36.5 ％減)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 45.4 坪から +40.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 35.3 年 → 2025年 26.3 年、-25.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
塩沢駅 52.0 万/坪(昨年同期比 +198.7 ％)
塩沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.0万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +198.7％( +34.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 36.6年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 180.9 坪から -44.0 ％減)。平均建物面積は 50.7 坪 (昨年 59.6 坪から -15.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 36.6 年 → 2025年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 24.1 分 → 2025年 21.5 分、-10.9 ％と減少)
小出駅 10.4 万/坪(昨年同期比 -39.3 ％)
小出駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.4万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -39.3％( -6.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -81.2％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 27.3年から -20.6 ％減)。平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 135.0 坪から -14.8 ％減)。平均建物面積は 111.9 坪 (昨年 90.6 坪から +23.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 27.3 年 → 2025年 21.7 年、-20.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.1 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 63.6 ％ → 2025年 66.7 ％)
浦佐駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -35.9 ％)
浦佐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -35.9％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.2年(昨年 40.0年から +18.0 ％増)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 199.4 坪から -65.9 ％減)。平均建物面積は 58.2 坪 (昨年 76.1 坪から -23.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 36.1 分 → 2025年 16.0 分、-55.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 40.0 年 → 2025年 47.2 年、+18.0 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 80.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示