
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のグリーンライン (中山駅~日吉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 178万円/坪(53.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +6.6%( +11.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 104 件(1年前(2024年)に比べて +31.6%( +25件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.6年(昨年 18.3年から -25.7 %減)。平均土地面積は 40.2 坪 (昨年 49.8 坪から -19.3 %減)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 41.9 坪から -17.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東山田駅、日吉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東山田駅で昨年に比べ +59.7 %、坪単価は 164 万円/坪となった。
上位 2 駅(東山田駅、日吉駅)は +44.0 %(坪単価 +54.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(センター南駅、北山田駅)は -28.2 %(坪単価 -105.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 18.3 年 → 2025年 13.6 年、-25.7 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.3 % → 2025年 5.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.9 % → 2025年 42.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったセンター南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 229万円/坪(69.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -44.5%( -184.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川和町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +7.1%( +9.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
グリーンライン | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
中山駅 | 142万/坪 (12.7年/46.8坪) | 128万/坪 (21.2年/43.2坪) | 128万/坪 (24.3年/53.1坪) |
川和町駅 | 141万/坪 (18.7年/48.4坪) | 131万/坪 (28.7年/46.9坪) | 139万/坪 (13.8年/34.8坪) |
都筑ふれあいの丘駅 | 191万/坪 (17.0年/44.6坪) | 209万/坪 (8.0年/57.0坪) | 167万/坪 (21.0年/87.0坪) |
センター南駅 | 229万/坪 (14.0年/40.1坪) | 413万/坪 (0年/51.4坪) | 161万/坪 (15.0年/134坪) |
センター北駅 | - | - | 235万/坪 (30.0年/80.7坪) |
北山田駅 | 195万/坪 (11.8年/47.8坪) | 221万/坪 (11.0年/40.8坪) | 65.4万/坪 (27.0年/33.3坪) |
東山田駅 | 164万/坪 (19.4年/35.1坪) | 102万/坪 (40.5年/34.8坪) | 151万/坪 (11.3年/33.8坪) |
高田駅 | 178万/坪 (10.1年/30.6坪) | 168万/坪 (14.9年/33.2坪) | 158万/坪 (17.8年/37.8坪) |
日吉本町駅 | 180万/坪 (18.7年/44.1坪) | 197万/坪 (13.1年/61.4坪) | 193万/坪 (3.5年/42.7坪) |
日吉駅 | 212万/坪 (13.0年/34.5坪) | 165万/坪 (23.5年/46.4坪) | 161万/坪 (23.0年/40.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東山田駅 163.6 万/坪(昨年同期比 +59.7 %)
東山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 164万円/坪(49.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +59.7%( +61.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 40.5年から -52.1 %減)。平均土地面積は 35.1 坪 (昨年 34.8 坪から +0.9 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 22.7 坪から +26.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 40.5 年 → 2025年 19.4 年、-52.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 80.0 %)
日吉駅 212.4 万/坪(昨年同期比 +28.4 %)
日吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 212万円/坪(64.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +28.4%( +47.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2024年)に比べて +53.8%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.0年(昨年 23.5年から -44.9 %減)。平均土地面積は 34.5 坪 (昨年 46.4 坪から -25.7 %減)。平均建物面積は 31.4 坪 (昨年 60.4 坪から -48.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 23.5 年 → 2025年 13.0 年、-44.9 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 % → 2025年 40.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 10.0 %)
センター南駅 229.2 万/坪(昨年同期比 -44.5 %)
センター南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 229万円/坪(69.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -44.5%( -184.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 40.1 坪 (昨年 51.4 坪から -22.1 %減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 36.3 坪から -6.2 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.0 分 → 2025年 14.5 分、+31.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 50.0 %)
北山田駅 194.7 万/坪(昨年同期比 -11.9 %)
北山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 195万円/坪(58.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -11.9%( -26.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて +150.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 11.0年から +7.3 %増)。平均土地面積は 47.8 坪 (昨年 40.8 坪から +17.0 %増)。平均建物面積は 34.2 坪 (昨年 31.0 坪から +10.2 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 15.0 分 → 2025年 17.9 分、+19.3 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 30.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示