【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期のJR東金線 (大網駅～成東駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.9万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +0.3％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 192 件(１年前(2023年)に比べて -21.6％( -53件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 28.7年から -3.8 ％減)。平均土地面積は 82.8 坪 (昨年 93.0 坪から -10.9 ％減)。平均建物面積は 33.5 坪 (昨年 38.0 坪から -11.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。求名駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは求名駅で昨年に比べ +57.4 ％、坪単価は 34.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(求名駅)は +57.4 ％(坪単価 +12.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(福俵駅)は -38.2 ％(坪単価 -10.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.8 ％ → 2024年 12.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 62.2 ％ → 2024年 58.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 38.5 分 → 2024年 42.8 分、+11.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.5 ％ → 2024年 17.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.3 ％ → 2024年 1.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大網駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.7万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -4.4％( -2.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 70 件(１年前(2023年)に比べて -25.5％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福俵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.0万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -38.2％( -10.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -64.7％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR東金線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大網駅 | 49.7万/坪 (25.1年/77.7坪) | 51.9万/坪 (26.3年/97.0坪) | 51.1万/坪 (23.6年/86.9坪) |
| 福俵駅 | 17.0万/坪 (35.9年/54.2坪) | 27.5万/坪 (28.8年/62.7坪) | 38.2万/坪 (14.0年/54.2坪) |
| 東金駅 | 38.9万/坪 (28.3年/78.1坪) | 34.1万/坪 (29.5年/80.0坪) | 42.7万/坪 (23.8年/86.9坪) |
| 求名駅 | 34.7万/坪 (23.8年/96.9坪) | 22.1万/坪 (33.4年/107坪) | 26.4万/坪 (27.7年/89.0坪) |
| 成東駅 | 23.7万/坪 (31.2年/97.4坪) | 32.7万/坪 (28.9年/104坪) | 26.3万/坪 (33.9年/63.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
求名駅 34.7 万/坪(昨年同期比 +57.4 ％)
求名駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.7万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +57.4％( +12.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -51.4％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 33.4年から -28.7 ％減)。平均土地面積は 96.9 坪 (昨年 106.9 坪から -9.4 ％減)。平均建物面積は 31.6 坪 (昨年 47.7 坪から -33.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.4 年 → 2024年 23.8 年、-28.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 78.8 ％ → 2024年 68.8 ％)
福俵駅 17.0 万/坪(昨年同期比 -38.2 ％)
福俵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.0万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -38.2％( -10.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -64.7％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.9年(昨年 28.8年から +24.4 ％増)。平均土地面積は 54.2 坪 (昨年 62.7 坪から -13.5 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 38.9 坪から -30.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 29.6 分 → 2024年 23.8 分、-19.4 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 73.3 ％ → 2024年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 28.8 年 → 2024年 35.9 年、+24.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.7 ％ → 2024年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示