【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR久留里線 (木更津駅～上総亀山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.4万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -9.3％( -7.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 76 件(１年前(2024年)に比べて +58.3％( +28件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 19.6年から -3.5 ％減)。平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 72.2 坪から -14.8 ％減)。平均建物面積は 35.4 坪 (昨年 34.9 坪から +1.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。祇園駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは馬来田駅で昨年に比べ +247.4 ％、坪単価は 41.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(馬来田駅)は +247.4 ％(坪単価 +29.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上総清川駅)は -9.5 ％(坪単価 -7.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.1 ％ → 2025年 9.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.8 ％ → 2025年 38.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.1 ％ → 2025年 26.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木更津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.2万円/坪(23.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -7.8％( -6.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 64 件(１年前(2024年)に比べて +56.1％( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった馬来田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.8万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +247.4％( +29.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR久留里線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 木更津駅 | 76.2万/坪 (17.4年/61.7坪) | 82.7万/坪 (17.8年/72.3坪) | 80.1万/坪 (16.6年/87.2坪) |
| 祇園駅 | 63.0万/坪 (20.0年/63.0坪) | 47.4万/坪 (25.0年/70.1坪) | 59.1万/坪 (12.0年/58.5坪) |
| 上総清川駅 | 72.3万/坪 (10.3年/59.5坪) | 79.9万/坪 (29.4年/83.7坪) | 23.3万/坪 (39.0年/136坪) |
| 東清川駅 | - | - | - |
| 横田駅 | 41.8万/坪 (41.0年/57.5坪) | - | - |
| 東横田駅 | 11.7万/坪 (47.5年/72.6坪) | - | - |
| 馬来田駅 | 41.8万/坪 (31.0年/42.4坪) | 12.0万/坪 (48.0年/37.8坪) | 96.2万/坪 (40.0年/127坪) |
| 下郡駅 | - | - | - |
| 小櫃駅 | - | - | - |
| 俵田駅 | - | - | 9.9万/坪 (44.0年/127坪) |
| 久留里駅 | 18.6万/坪 (32.0年/51.4坪) | - | - |
| 平山駅 | - | - | - |
| 上総松丘駅 | - | - | 7.9万/坪 (60.0年/166坪) |
| 上総亀山駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
馬来田駅 41.8 万/坪(昨年同期比 +247.4 ％)
馬来田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.8万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +247.4％( +29.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.0年(昨年 48.0年から -35.4 ％減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 37.8 坪から +12.0 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 16.6 坪から +72.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 48.0 年 → 2025年 31.0 年、-35.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 8.0 分、-20.0 ％と大きく減少)
上総清川駅 72.3 万/坪(昨年同期比 -9.5 ％)
上総清川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.3万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -9.5％( -7.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 10.3年(昨年 29.4年から -64.8 ％減)。平均土地面積は 59.5 坪 (昨年 83.7 坪から -28.9 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 28.7 坪から +31.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 29.4 年 → 2025年 10.3 年、-64.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.3 分 → 2025年 13.3 分、+110.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示