物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2024年第4四半期
2024年10月12月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2024年10月〜12月期のJR武蔵野線 (南流山駅西船橋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -2.7%( -3.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 84 件(1年前(2023年)に比べて +6.3%( +5件/坪)と堅調に推移しています。)。

平均築年数は 14.1年(昨年 14.3年から -0.8 %減)。平均土地面積は 44.5 坪 (昨年 65.0 坪から -31.6 %減)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 50.9 坪から -27.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新松戸駅船橋法典駅西船橋駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新松戸駅で昨年に比べ +15.8 %、坪単価は 123 万円/坪となった。

上位 2 駅(新松戸駅船橋法典駅)は +14.6 %(坪単価 +15.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東松戸駅市川大野駅)は -37.9 %(坪単価 -74.8 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.3 % → 2024年 19.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.6 % → 2024年 4.8 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.3 % → 2024年 9.8 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.7 % → 2024年 2.4 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 172万円/坪(52.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +10.6%( +16.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -12.5%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった市川大野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.2万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -26.9%( -29.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて +13.3%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。

JR武蔵野線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR武蔵野線現状(2024)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
南流山駅154万/坪
(8.0年/53.1坪)
148万/坪
(9.2年/47.0坪)
121万/坪
(13.1年/48.6坪)
新松戸駅123万/坪
(12.7年/45.8坪)
106万/坪
(20.8年/84.1坪)
114万/坪
(16.2年/45.9坪)
新八柱駅109万/坪
(16.5年/40.7坪)
115万/坪
(11.4年/41.0坪)
93.2万/坪
(21.0年/43.2坪)
東松戸駅126万/坪
(0.8年/39.3坪)
246万/坪
(15.8年/91.5坪)
113万/坪
(17.8年/50.7坪)
市川大野駅80.2万/坪
(25.7年/40.1坪)
110万/坪
(16.4年/95.5坪)
102万/坪
(13.8年/43.6坪)
船橋法典駅125万/坪
(11.6年/39.2坪)
110万/坪
(11.3年/37.1坪)
97.4万/坪
(22.6年/40.7坪)
西船橋駅172万/坪
(5.9年/52.9坪)
156万/坪
(18.3年/82.1坪)
155万/坪
(5.7年/72.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

新松戸駅123.3 万/坪(昨年同期比 +15.8 %)

新松戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +15.8%( +16.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて +14.3%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 12.7年(昨年 20.8年から -38.8 %減)。平均土地面積は 45.8 坪 (昨年 84.1 坪から -45.5 %減)。平均建物面積は 44.9 坪 (昨年 89.9 坪から -50.0 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 20.8 年 → 2024年 12.7 年、-38.8 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 37.5 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 53.8 % → 2024年 18.8 %)

船橋法典駅125.1 万/坪(昨年同期比 +13.4 %)

船橋法典駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +13.4%( +14.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて +28.6%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 11.6年(昨年 11.3年から +3.0 %増)。平均土地面積は 39.2 坪 (昨年 37.1 坪から +5.9 %増)。平均建物面積は 29.3 坪 (昨年 28.0 坪から +4.8 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 22.2 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 % → 2024年 11.1 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 % → 2024年 5.6 %)

東松戸駅125.6 万/坪(昨年同期比 -48.9 %)

東松戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -48.9%( -120.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.8年(昨年 15.8年から -95.2 %減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 91.5 坪から -57.0 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 28.0 坪から +8.1 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 15.8 年 → 2024年 0.8 年、-95.2 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.0 分 → 2024年 20.0 分、+42.9 %と大きく増加)

市川大野駅80.2 万/坪(昨年同期比 -26.9 %)

市川大野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.2万円/坪(24.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -26.9%( -29.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて +13.3%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。

平均築年数は 25.7年(昨年 16.4年から +56.7 %増)。平均土地面積は 40.1 坪 (昨年 95.5 坪から -58.0 %減)。平均建物面積は 34.6 坪 (昨年 42.5 坪から -18.5 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 23.5 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2023年 16.4 年 → 2024年 25.7 年、+56.7 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2023年 15.3 分 → 2024年 17.6 分、+14.9 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 35.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 41.2 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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