【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR八高線 (金子駅～丹荘駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.3万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +39.4％( +14.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 42 件(１年前(2024年)に比べて -78.9％( -157件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 30.8年から -19.8 ％減)。平均土地面積は 76.4 坪 (昨年 89.5 坪から -14.6 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 37.1 坪から -12.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。高麗川駅、明覚駅、小川町駅、児玉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは寄居駅で昨年に比べ +648.0 ％、坪単価は 163 万円/坪となった。
上位 2 駅(寄居駅、越生駅)は +406.1 ％(坪単価 +92.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(折原駅、用土駅)は -72.9 ％(坪単価 -19.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 30.8 年 → 2025年 24.7 年、-19.8 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 30.6 ％ → 2025年 11.9 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.0 ％ → 2025年 2.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった寄居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +648.0％( +140.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった折原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -78.6％( -17.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR八高線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 金子駅 | - | 49.8万/坪 (30.0年/66.9坪) | 60.6万/坪 (26.4年/100坪) |
| 東飯能駅 | 77.9万/坪 (19.5年/52.6坪) | 65.4万/坪 (27.8年/99.4坪) | 111万/坪 (19.4年/40.9坪) |
| 高麗川駅 | 66.5万/坪 (14.9年/85.8坪) | 55.2万/坪 (28.4年/68.7坪) | 70.6万/坪 (17.3年/65.1坪) |
| 毛呂駅 | - | 51.4万/坪 (25.1年/56.8坪) | 23.3万/坪 (43.1年/112坪) |
| 越生駅 | 70.4万/坪 (11.0年/58.5坪) | 26.7万/坪 (33.0年/77.3坪) | 11.9万/坪 (36.4年/75.0坪) |
| 明覚駅 | 28.5万/坪 (29.7年/70.1坪) | 18.8万/坪 (33.4年/86.4坪) | 13.1万/坪 (35.7年/83.0坪) |
| 小川町駅 | 33.7万/坪 (34.2年/70.9坪) | 22.6万/坪 (34.8年/80.6坪) | 37.9万/坪 (26.6年/71.9坪) |
| 竹沢駅 | - | - | 14.7万/坪 (44.5年/54.5坪) |
| 折原駅 | 4.7万/坪 (34.0年/36.3坪) | 21.8万/坪 (30.8年/52.9坪) | 9.5万/坪 (37.4年/32.5坪) |
| 寄居駅 | 163万/坪 (36.0年/105坪) | 21.7万/坪 (46.4年/112坪) | 18.3万/坪 (42.0年/110坪) |
| 用土駅 | 10.3万/坪 (32.7年/48.4坪) | 31.3万/坪 (26.8年/65.9坪) | 25.2万/坪 (32.3年/63.3坪) |
| 松久駅 | 51.2万/坪 (4.0年/68.1坪) | 20.5万/坪 (37.2年/167坪) | 38.0万/坪 (22.4年/175坪) |
| 児玉駅 | 43.9万/坪 (25.0年/83.2坪) | 31.6万/坪 (28.8年/131坪) | 30.5万/坪 (24.1年/134坪) |
| 丹荘駅 | 21.1万/坪 (28.8年/131坪) | 33.5万/坪 (29.1年/96.9坪) | 48.6万/坪 (25.2年/195坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
寄居駅 162.5 万/坪(昨年同期比 +648.0 ％)
寄居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +648.0％( +140.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 46.4年から -22.4 ％減)。平均土地面積は 105.1 坪 (昨年 111.9 坪から -6.1 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 45.4 坪から -46.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 46.4 年 → 2025年 36.0 年、-22.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.0 分 → 2025年 13.5 分、+92.9 ％と大きく増加)
越生駅 70.4 万/坪(昨年同期比 +164.1 ％)
越生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.4万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +164.1％( +43.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.0年(昨年 33.0年から -66.6 ％減)。平均土地面積は 58.5 坪 (昨年 77.3 坪から -24.4 ％減)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 28.4 坪から +3.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 33.0 年 → 2025年 11.0 年、-66.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.1 分 → 2025年 35.0 分、+93.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
折原駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -78.6 ％)
折原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -78.6％( -17.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 30.8年から +10.3 ％増)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 52.9 坪から -31.4 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 30.0 坪から -14.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 9.6 分 → 2025年 7.0 分、-27.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 30.8 年 → 2025年 34.0 年、+10.3 ％と増加)
用土駅 10.3 万/坪(昨年同期比 -67.1 ％)
用土駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -67.1％( -21.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 26.8年から +21.9 ％増)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 65.9 坪から -26.6 ％減)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 30.6 坪から -4.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.2 分 → 2025年 14.0 分、-23.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 26.8 年 → 2025年 32.7 年、+21.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 80.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示