この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の鹿島臨海鉄道線 (水戸駅～鹿島サッカースタジアム駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.9万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +22.9％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて -76.4％( -94件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 25.9年から +6.4 ％増)。平均土地面積は 114.5 坪 (昨年 96.6 坪から +18.5 ％増)。平均建物面積は 88.2 坪 (昨年 34.5 坪から +155.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。水戸駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは大洗駅で昨年に比べ -67.8 ％、坪単価は 17.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(水戸駅)は -18.4 ％(坪単価 -12.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大洗駅)は -67.8 ％(坪単価 -36.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 55.2 ％ → 2024年 37.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.0 ％ → 2024年 24.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 31.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった水戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.4万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -18.4％( -12.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2023年)に比べて -48.1％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大洗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.2万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -67.8％( -36.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 鹿島臨海鉄道線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 水戸駅 | 53.4万/坪 (26.9年/116坪) | 65.4万/坪 (20.6年/88.8坪) | 54.2万/坪 (23.7年/114坪) |
| 東水戸駅 | - | - | 104万/坪 (-0.25年/215坪) |
| 常澄駅 | 17.4万/坪 (31.8年/151坪) | 34.6万/坪 (33.8年/51.4坪) | - |
| 大洗駅 | 17.2万/坪 (39.8年/49.9坪) | 53.4万/坪 (14.1年/89.6坪) | 41.5万/坪 (21.8年/123坪) |
| 涸沼駅 | - | 13.3万/坪 (33.8年/222坪) | 16.5万/坪 (43.3年/166坪) |
| 鹿島旭駅 | - | 12.7万/坪 (32.8年/221坪) | 2.6万/坪 (27.8年/93.8坪) |
| 徳宿駅 | - | 27.1万/坪 (29.3年/304坪) | |
| 新鉾田駅 | - | 10.8万/坪 (29.4年/97.6坪) | 21.9万/坪 (26.2年/93.8坪) |
| 北浦湖畔駅 | - | 3.6万/坪 (36.3年/69.3坪) | 1.0万/坪 (32.8年/68.1坪) |
| 大洋駅 | - | 10.4万/坪 (30.1年/79.7坪) | 10.9万/坪 (34.3年/85.5坪) |
| 鹿島灘駅 | - | 38.5万/坪 (20.3年/83.9坪) | 35.1万/坪 (34.6年/68.7坪) |
| 鹿島大野駅 | - | 31.2万/坪 (28.2年/77.1坪) | 41.4万/坪 (23.9年/117坪) |
| 長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅 | - | 49.1万/坪 (30.1年/87.5坪) | 42.5万/坪 (21.8年/193坪) |
| 荒野台駅 | - | 44.7万/坪 (27.8年/111坪) | 20.1万/坪 (31.0年/73.2坪) |
| 鹿島サッカースタジアム駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
水戸駅 53.4 万/坪(昨年同期比 -18.4 ％)
水戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.4万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -18.4％( -12.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2023年)に比べて -48.1％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 20.6年から +30.5 ％増)。平均土地面積は 115.5 坪 (昨年 88.8 坪から +30.1 ％増)。平均建物面積は 91.3 坪 (昨年 45.4 坪から +101.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 49.1 分 → 2024年 36.8 分、-25.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.6 年 → 2024年 26.9 年、+30.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.3 ％ → 2024年 33.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 39.5 ％ → 2024年 25.9 ％)
大洗駅 17.2 万/坪(昨年同期比 -67.8 ％)
大洗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.2万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -67.8％( -36.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.8年(昨年 14.1年から +182.2 ％増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 89.6 坪から -44.3 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 37.8 坪から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 23.8 分 → 2024年 20.0 分、-15.8 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.1 年 → 2024年 39.8 年、+182.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示