【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期のJR大湊線 (野辺地駅～大湊駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.0万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +85.1％( +12.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 75 件(１年前(2023年)に比べて +8.7％( +6件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 35.1年(昨年 37.1年から -5.4 ％減)。平均土地面積は 124.7 坪 (昨年 130.3 坪から -4.2 ％減)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 38.3 坪から +42.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。陸奥横浜駅、下北駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは吹越駅で昨年に比べ +1313.4 ％、坪単価は 144 万円/坪となった。
上位 2 駅(吹越駅、野辺地駅)は +714.8 ％(坪単価 +72.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(赤川駅、北野辺地駅)は -9.4 ％(坪単価 -7.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 39.1 ％ → 2024年 32.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.6 ％ → 2024年 1.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 51.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった吹越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1313.4％( +133.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北野辺地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.4万円/坪(1.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -5.2％( -0.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR大湊線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 野辺地駅 | 19.6万/坪 (27.7年/94.2坪) | 9.0万/坪 (42.2年/126坪) | 21.3万/坪 (31.7年/119坪) |
| 北野辺地駅 | 4.4万/坪 (35.5年/112坪) | 4.6万/坪 (49.7年/87.7坪) | 6.0万/坪 (45.9年/84.7坪) |
| 有戸駅 | 11.4万/坪 (46.5年/99.8坪) | - | 5.8万/坪 (43.7年/253坪) |
| 吹越駅 | 144万/坪 (34.4年/112坪) | 10.2万/坪 (34.7年/216坪) | 32.6万/坪 (26.8年/333坪) |
| 陸奥横浜駅 | 11.4万/坪 (22.0年/299坪) | 8.0万/坪 (40.1年/121坪) | 6.2万/坪 (29.8年/89.2坪) |
| 有畑駅 | - | - | - |
| 近川駅 | - | - | - |
| 金谷沢駅 | - | - | 17.8万/坪 (0年/175坪) |
| 赤川駅 | 92.4万/坪 (23.4年/155坪) | 107万/坪 (0年/84.7坪) | 38.5万/坪 (24.7年/165坪) |
| 下北駅 | 26.1万/坪 (34.6年/135坪) | 17.1万/坪 (33.6年/132坪) | 27.4万/坪 (29.7年/113坪) |
| 大湊駅 | 14.0万/坪 (44.2年/78.7坪) | 14.5万/坪 (38.6年/130坪) | 8.4万/坪 (40.3年/115坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
吹越駅 144.1 万/坪(昨年同期比 +1313.4 ％)
吹越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1313.4％( +133.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.4年(昨年 34.7年から -0.6 ％減)。平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 216.3 坪から -48.3 ％減)。平均建物面積は 76.4 坪 (昨年 68.1 坪から +12.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
野辺地駅 19.6 万/坪(昨年同期比 +116.3 ％)
野辺地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.6万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +116.3％( +10.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 42.2年から -34.3 ％減)。平均土地面積は 94.2 坪 (昨年 125.5 坪から -24.9 ％減)。平均建物面積は 50.9 坪 (昨年 33.1 坪から +53.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 42.2 年 → 2024年 27.7 年、-34.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 78.6 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
赤川駅 92.4 万/坪(昨年同期比 -13.7 ％)
赤川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.4万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -13.7％( -14.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 155.3 坪 (昨年 84.7 坪から +83.3 ％増)。平均建物面積は 26.2 坪 (昨年 31.8 坪から -17.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.0 分 → 2024年 20.7 分、+106.7 ％と大きく増加)
北野辺地駅 4.4 万/坪(昨年同期比 -5.2 ％)
北野辺地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.4万円/坪(1.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -5.2％( -0.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.5年(昨年 49.7年から -28.5 ％減)。平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 87.7 坪から +27.6 ％増)。平均建物面積は 80.2 坪 (昨年 48.4 坪から +65.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 49.7 年 → 2024年 35.5 年、-28.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.0 分 → 2024年 13.0 分、+18.2 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示