【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の青い森鉄道線 (目時駅～青森駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.6万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +18.7％( +6.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 79 件(１年前(2024年)に比べて -42.3％( -58件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 31.3年から +0.0 ％増)。平均土地面積は 77.6 坪 (昨年 103.1 坪から -24.7 ％減)。平均建物面積は 56.8 坪 (昨年 51.2 坪から +10.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。三沢駅、矢田前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三沢駅で昨年に比べ +88.1 ％、坪単価は 56.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(三沢駅、矢田前駅)は +60.9 ％(坪単価 +19.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東青森駅、小柳駅)は -45.9 ％(坪単価 -28.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.8 ％ → 2025年 13.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 37.9 ％ → 2025年 33.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 39.4 ％ → 2025年 44.2 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.4 ％ → 2025年 1.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.4万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +5.9％( +4.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった陸奥市川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.6万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -18.1％( -2.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 青い森鉄道線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 目時駅 | - | - | - |
| 三戸駅 | - | 15.8万/坪 (41.7年/166坪) | 12.0万/坪 (31.3年/163坪) |
| 諏訪ノ平駅 | - | - | - |
| 剣吉駅 | - | - | 1.0万/坪 (48.3年/84.7坪) |
| 苫米地駅 | - | - | - |
| 北高岩駅 | - | 1.4万/坪 (0年/575坪) | 2.5万/坪 (26.3年/75.6坪) |
| 八戸駅 | 74.4万/坪 (22.3年/98.3坪) | 70.3万/坪 (18.8年/79.0坪) | 31.5万/坪 (31.1年/112坪) |
| 陸奥市川駅 | 11.6万/坪 (51.3年/52.9坪) | 14.1万/坪 (39.8年/56.0坪) | 13.4万/坪 (32.9年/68.6坪) |
| 下田駅 | - | 15.4万/坪 (39.3年/106坪) | 11.8万/坪 (35.3年/69.6坪) |
| 向山駅 | - | - | 35.8万/坪 (25.3年/109坪) |
| 三沢駅 | 56.5万/坪 (23.8年/89.9坪) | 30.0万/坪 (31.1年/121坪) | 41.0万/坪 (24.8年/113坪) |
| 小川原駅 | - | - | - |
| 上北町駅 | - | - | - |
| 乙供駅 | - | 5.9万/坪 (39.3年/89.2坪) | - |
| 千曳駅 | - | - | - |
| 野辺地駅 | - | 18.5万/坪 (25.3年/93.0坪) | 23.5万/坪 (28.3年/262坪) |
| 狩場沢駅 | - | - | - |
| 清水川駅 | - | 3.7万/坪 (24.3年/178坪) | - |
| 小湊駅 | - | - | - |
| 西平内駅 | - | - | - |
| 浅虫温泉駅 | - | 4.3万/坪 (36.3年/575坪) | 7.2万/坪 (0年/54.5坪) |
| 野内駅 | 37.0万/坪 (48.3年/74.1坪) | - | 21.5万/坪 (40.3年/57.5坪) |
| 矢田前駅 | 48.6万/坪 (23.3年/46.1坪) | 36.3万/坪 (41.8年/46.9坪) | 43.2万/坪 (23.9年/95.3坪) |
| 小柳駅 | 28.7万/坪 (43.1年/64.4坪) | 43.8万/坪 (25.3年/73.6坪) | 30.9万/坪 (21.8年/98.7坪) |
| 東青森駅 | 30.8万/坪 (33.6年/86.2坪) | 72.0万/坪 (35.8年/86.2坪) | 44.2万/坪 (44.3年/60.8坪) |
| 筒井駅 | 31.9万/坪 (30.9年/60.5坪) | 46.5万/坪 (31.2年/82.7坪) | 37.3万/坪 (32.8年/68.1坪) |
| 青森駅 | 42.1万/坪 (33.0年/78.7坪) | 36.2万/坪 (29.9年/85.3坪) | 34.3万/坪 (29.5年/94.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三沢駅 56.5 万/坪(昨年同期比 +88.1 ％)
三沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.5万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +88.1％( +26.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2024年)に比べて -48.4％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 31.1年から -23.7 ％減)。平均土地面積は 89.9 坪 (昨年 121.0 坪から -25.7 ％減)。平均建物面積は 38.5 坪 (昨年 43.4 坪から -11.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 31.1 年 → 2025年 23.8 年、-23.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.5 ％ → 2025年 31.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 45.2 ％ → 2025年 6.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 69.9 分 → 2025年 79.0 分、+13.0 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 32.3 ％ → 2025年 43.8 ％)
矢田前駅 48.6 万/坪(昨年同期比 +33.7 ％)
矢田前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.6万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +33.7％( +12.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.3年(昨年 41.8年から -44.3 ％減)。平均土地面積は 46.1 坪 (昨年 46.9 坪から -1.6 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 25.7 坪から +35.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 41.8 年 → 2025年 23.3 年、-44.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
東青森駅 30.8 万/坪(昨年同期比 -57.2 ％)
東青森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.8万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -57.2％( -41.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.6年(昨年 35.8年から -6.2 ％減)。平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 86.2 坪から +0.0 ％減)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 73.9 坪から -24.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 44.4 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 15.6 分 → 2025年 21.0 分、+35.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 55.6 ％ → 2025年 66.7 ％)
小柳駅 28.7 万/坪(昨年同期比 -34.5 ％)
小柳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.7万円/坪(8.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -34.5％( -15.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて +16.7％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 43.1年(昨年 25.3年から +70.7 ％増)。平均土地面積は 64.4 坪 (昨年 73.6 坪から -12.5 ％減)。平均建物面積は 38.0 坪 (昨年 48.1 坪から -21.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 28.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 25.3 年 → 2025年 43.1 年、+70.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 12.0 分 → 2025年 19.9 分、+65.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示