【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の青い森鉄道線 (目時駅～青森駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -21.4％( -9.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 97 件(１年前(2024年)に比べて -11.0％( -12件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 33.1年(昨年 28.0年から +18.3 ％増)。平均土地面積は 100.9 坪 (昨年 97.3 坪から +3.7 ％増)。平均建物面積は 54.9 坪 (昨年 50.6 坪から +8.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。八戸駅、陸奥市川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは陸奥市川駅で昨年に比べ +58.0 ％、坪単価は 19.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(陸奥市川駅、八戸駅)は +43.1 ％(坪単価 +9.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(剣吉駅、矢田前駅)は -73.6 ％(坪単価 -38.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 42.2 分 → 2025年 35.3 分、-16.3 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 28.0 年 → 2025年 33.1 年、+18.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 34.3 ％ → 2025年 49.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 32.4 ％ → 2025年 37.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった矢田前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.9万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -48.6％( -52.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった剣吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.10万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -98.6％( -23.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 青い森鉄道線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 目時駅 | - | - | - |
| 三戸駅 | 14.4万/坪 (35.5年/172坪) | 25.5万/坪 (30.0年/69.6坪) | 30.2万/坪 (50.7年/178坪) |
| 諏訪ノ平駅 | - | - | 62.6万/坪 (1.0年/69.6坪) |
| 剣吉駅 | 0.3万/坪 (29.0年/203坪) | 24.2万/坪 (28.0年/99.8坪) | 6.9万/坪 (40.0年/281坪) |
| 苫米地駅 | 3.7万/坪 (45.5年/92.8坪) | - | - |
| 北高岩駅 | - | - | 17.9万/坪 (33.0年/200坪) |
| 八戸駅 | 49.5万/坪 (21.9年/92.3坪) | 38.6万/坪 (28.2年/192坪) | 68.0万/坪 (10.3年/59.4坪) |
| 陸奥市川駅 | 19.6万/坪 (36.4年/86.2坪) | 12.4万/坪 (25.0年/151坪) | 79.3万/坪 (1.0年/54.5坪) |
| 下田駅 | 12.7万/坪 (34.0年/175坪) | - | 11.1万/坪 (37.0年/265坪) |
| 向山駅 | 14.9万/坪 (26.0年/90.8坪) | - | 29.7万/坪 (27.5年/172坪) |
| 三沢駅 | 36.0万/坪 (24.8年/88.6坪) | 38.0万/坪 (23.4年/104坪) | 38.9万/坪 (26.2年/113坪) |
| 小川原駅 | - | - | - |
| 上北町駅 | - | - | - |
| 乙供駅 | - | 9.0万/坪 (46.0年/151坪) | - |
| 千曳駅 | - | - | - |
| 野辺地駅 | 11.9万/坪 (41.0年/256坪) | 21.9万/坪 (28.3年/118坪) | 5.3万/坪 (43.6年/104坪) |
| 狩場沢駅 | - | - | - |
| 清水川駅 | - | - | - |
| 小湊駅 | - | - | 19.3万/坪 (44.5年/118坪) |
| 西平内駅 | - | - | - |
| 浅虫温泉駅 | - | - | - |
| 野内駅 | - | 73.1万/坪 (2.0年/45.4坪) | - |
| 矢田前駅 | 55.9万/坪 (25.7年/48.9坪) | 109万/坪 (25.3年/62.4坪) | 20.4万/坪 (41.3年/106坪) |
| 小柳駅 | 45.3万/坪 (28.0年/66.2坪) | 67.1万/坪 (25.5年/46.9坪) | 55.4万/坪 (18.6年/46.6坪) |
| 東青森駅 | 54.0万/坪 (32.6年/77.3坪) | 47.6万/坪 (34.8年/51.8坪) | 32.9万/坪 (34.3年/144坪) |
| 筒井駅 | 40.7万/坪 (32.9年/61.7坪) | 73.1万/坪 (27.1年/79.4坪) | 51.3万/坪 (17.7年/69.1坪) |
| 青森駅 | 33.9万/坪 (36.8年/109坪) | 44.4万/坪 (31.0年/90.4坪) | 46.0万/坪 (29.2年/77.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
陸奥市川駅 19.6 万/坪(昨年同期比 +58.0 ％)
陸奥市川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.6万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +58.0％( +7.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.4年(昨年 25.0年から +45.3 ％増)。平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 151.3 坪から -43.0 ％減)。平均建物面積は 49.2 坪 (昨年 48.4 坪から +1.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 25.0 年 → 2025年 36.4 年、+45.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 30.0 分 → 2025年 40.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
八戸駅 49.5 万/坪(昨年同期比 +28.2 ％)
八戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.5万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +28.2％( +10.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 21.9年(昨年 28.2年から -22.3 ％減)。平均土地面積は 92.3 坪 (昨年 191.9 坪から -51.9 ％減)。平均建物面積は 44.2 坪 (昨年 90.3 坪から -51.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 28.2 年 → 2025年 21.9 年、-22.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 27.0 分 → 2025年 48.4 分、+79.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 42.9 ％ → 2025年 71.4 ％)
剣吉駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -98.6 ％)
剣吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.10万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -98.6％( -23.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 29.0年(昨年 28.0年から +3.6 ％増)。平均土地面積は 202.7 坪 (昨年 99.8 坪から +103.0 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 45.4 坪から -33.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
矢田前駅 55.9 万/坪(昨年同期比 -48.6 ％)
矢田前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.9万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -48.6％( -52.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 25.3年から +1.6 ％増)。平均土地面積は 48.9 坪 (昨年 62.4 坪から -21.6 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 38.2 坪から -20.8 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 9.7 分 → 2025年 10.7 分、+10.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示