
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR中央本線支線 (岡谷駅~塩尻駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.8万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -61.3%( -42.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて +11.1%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 43.9年(昨年 19.1年から +129.4 %増)。平均土地面積は 82.0 坪 (昨年 95.8 坪から -14.4 %減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 65.4 坪から -35.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(辰野駅)は +893.8 %(坪単価 +4.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(岡谷駅)は -74.7 %(坪単価 -65.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 22.6 分 → 2025年 18.8 分、-16.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 19.1 年 → 2025年 43.9 年、+129.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 87.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塩尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.3万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -43.9%( -30.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった辰野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +893.8%( +4.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR中央本線支線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡谷駅 | 22.0万/坪 (46.0年/59.0坪) | 87.3万/坪 (2.3年/119坪) | 18.2万/坪 (40.0年/83.9坪) |
川岸駅 | - | - | 73.7万/坪 (67.0年/21.2坪) |
辰野駅 | 5.5万/坪 (54.0年/71.6坪) | 0.6万/坪 (54.0年/40.8坪) | - |
信濃川島駅 | - | - | - |
小野駅 | - | - | 6.4万/坪 (48.0年/90.8坪) |
塩尻駅 | 38.3万/坪 (41.9年/91.0坪) | 68.3万/坪 (30.0年/76.1坪) | 99.2万/坪 (17.0年/77.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
辰野駅 5.5 万/坪(昨年同期比 +893.8 %)
辰野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +893.8%( +4.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 54.0年(昨年 54.0年から +0.0 %減)。平均土地面積は 71.6 坪 (昨年 40.8 坪から +75.3 %増)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 72.6 坪から -34.7 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.0 分 → 2025年 14.0 分、+250.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 33.3 %)
岡谷駅 22.0 万/坪(昨年同期比 -74.7 %)
岡谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -74.7%( -65.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.0年(昨年 2.3年から +1944.0 %増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 118.6 坪から -50.3 %減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 89.6 坪から -54.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 27.8 分 → 2025年 21.0 分、-24.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 2.3 年 → 2025年 46.0 年、+1944.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示