【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR水戸線 (小田林駅～友部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.3万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -24.5％( -10.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 34 件(１年前(2024年)に比べて -83.8％( -176件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.2年(昨年 24.8年から +37.9 ％増)。平均土地面積は 111.0 坪 (昨年 116.1 坪から -4.4 ％減)。平均建物面積は 42.1 坪 (昨年 46.8 坪から -9.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。岩瀬駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小田林駅で昨年に比べ +161.3 ％、坪単価は 60.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(小田林駅、岩瀬駅)は +121.4 ％(坪単価 +26.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(笠間駅、新治駅)は -75.2 ％(坪単価 -49.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 31.6 分 → 2025年 25.2 分、-20.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 24.8 年 → 2025年 34.2 年、+37.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.2 ％ → 2025年 43.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.2 ％ → 2025年 37.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小田林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.1万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +161.3％( +37.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -0.9％( -0.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR水戸線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小田林駅 | 60.1万/坪 (17.0年/124坪) | 23.0万/坪 (40.0年/126坪) | 13.1万/坪 (41.8年/131坪) |
| 結城駅 | 25.8万/坪 (38.2年/120坪) | 48.4万/坪 (17.7年/94.2坪) | 45.4万/坪 (19.8年/75.6坪) |
| 東結城駅 | - | 61.0万/坪 (31.1年/215坪) | 42.7万/坪 (19.6年/109坪) |
| 川島駅 | 10.6万/坪 (42.0年/109坪) | 10.7万/坪 (47.4年/169坪) | 19.0万/坪 (33.0年/135坪) |
| 玉戸駅 | - | 30.6万/坪 (30.4年/86.9坪) | 27.4万/坪 (29.7年/99.2坪) |
| 下館駅 | 44.2万/坪 (25.6年/107坪) | 37.1万/坪 (24.3年/120坪) | 42.6万/坪 (12.1年/79.9坪) |
| 新治駅 | 10.6万/坪 (46.0年/129坪) | 42.4万/坪 (18.0年/206坪) | 25.9万/坪 (32.8年/119坪) |
| 大和駅 | - | 34.0万/坪 (30.1年/232坪) | 22.1万/坪 (32.0年/234坪) |
| 岩瀬駅 | 36.4万/坪 (42.0年/167坪) | 20.0万/坪 (38.4年/126坪) | 32.1万/坪 (33.9年/144坪) |
| 羽黒駅 | - | 10.3万/坪 (40.8年/121坪) | 24.7万/坪 (38.8年/86.7坪) |
| 福原駅 | - | 20.3万/坪 (33.3年/151坪) | |
| 稲田駅 | - | 17.3万/坪 (47.8年/52.9坪) | 15.7万/坪 (30.4年/171坪) |
| 笠間駅 | 21.5万/坪 (35.2年/99.2坪) | 87.7万/坪 (24.5年/108坪) | 36.4万/坪 (21.3年/171坪) |
| 宍戸駅 | - | 41.0万/坪 (34.9年/118坪) | 16.1万/坪 (46.8年/118坪) |
| 友部駅 | 44.9万/坪 (27.7年/81.7坪) | 54.8万/坪 (16.3年/86.8坪) | 53.5万/坪 (18.0年/117坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小田林駅 60.1 万/坪(昨年同期比 +161.3 ％)
小田林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.1万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +161.3％( +37.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 40.0年から -57.4 ％減)。平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 125.5 坪から -1.2 ％減)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 28.7 坪から -42.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 40.0 年 → 2025年 17.0 年、-57.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 30.0 分 → 2025年 3.0 分、-90.0 ％と大きく減少)
岩瀬駅 36.4 万/坪(昨年同期比 +81.6 ％)
岩瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.4万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +81.6％( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.0年(昨年 38.4年から +9.4 ％増)。平均土地面積は 166.9 坪 (昨年 125.7 坪から +32.8 ％増)。平均建物面積は 49.5 坪 (昨年 38.2 坪から +29.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 74.2 分 → 2025年 53.7 分、-27.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
笠間駅 21.5 万/坪(昨年同期比 -75.5 ％)
笠間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.5万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -75.5％( -66.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -61.5％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.2年(昨年 24.5年から +43.5 ％増)。平均土地面積は 99.2 坪 (昨年 107.5 坪から -7.7 ％減)。平均建物面積は 34.2 坪 (昨年 38.3 坪から -10.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 22.4 分 → 2025年 16.8 分、-24.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 24.5 年 → 2025年 35.2 年、+43.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 60.0 ％)
新治駅 10.6 万/坪(昨年同期比 -74.9 ％)
新治駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -74.9％( -31.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.0年(昨年 18.0年から +156.4 ％増)。平均土地面積は 129.3 坪 (昨年 206.0 坪から -37.2 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 44.9 坪から -32.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 18.0 年 → 2025年 46.0 年、+156.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 41.2 分 → 2025年 48.5 分、+17.7 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示