【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR男鹿線 (追分駅～男鹿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.7万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -41.1％( -12.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 18 件(１年前(2024年)に比べて -69.0％( -40件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.9年(昨年 34.0年から +2.5 ％増)。平均土地面積は 177.9 坪 (昨年 113.2 坪から +57.1 ％増)。平均建物面積は 71.0 坪 (昨年 42.0 坪から +69.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。脇本駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは脇本駅で昨年に比べ +59.8 ％、坪単価は 8.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(脇本駅、出戸浜駅)は +19.0 ％(坪単価 -1.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(天王駅、船越駅)は -71.6 ％(坪単価 -15.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.5 分 → 2025年 13.9 分、-24.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 47.3 ％ → 2025年 35.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.3 ％ → 2025年 52.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.3 ％ → 2025年 5.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった追分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.5万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -46.1％( -23.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -70.0％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天王駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -90.1％( -19.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR男鹿線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 追分駅 | 27.5万/坪 (26.4年/167坪) | 51.0万/坪 (22.2年/101坪) | 29.0万/坪 (33.1年/119坪) |
| 出戸浜駅 | 22.9万/坪 (41.2年/56.0坪) | 29.3万/坪 (37.1年/84.1坪) | 27.5万/坪 (19.1年/61.6坪) |
| 上二田駅 | - | 12.7万/坪 (41.5年/216坪) | - |
| 二田駅 | - | 21.8万/坪 (38.4年/70.3坪) | 9.7万/坪 (30.6年/84.7坪) |
| 天王駅 | 2.1万/坪 (50.0年/545坪) | 21.2万/坪 (30.4年/98.8坪) | 10.4万/坪 (44.5年/269坪) |
| 船越駅 | 10.2万/坪 (24.0年/40.8坪) | 21.7万/坪 (39.3年/112坪) | 31.9万/坪 (24.2年/149坪) |
| 脇本駅 | 8.5万/坪 (36.4年/219坪) | 5.3万/坪 (46.1年/180坪) | 2.4万/坪 (42.2年/213坪) |
| 羽立駅 | - | 2.4万/坪 (58.3年/188坪) | 5.2万/坪 (48.8年/60.5坪) |
| 男鹿駅 | 10.8万/坪 (42.2年/157坪) | 15.4万/坪 (41.9年/98.3坪) | 10.0万/坪 (35.5年/101坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
脇本駅 8.5 万/坪(昨年同期比 +59.8 ％)
脇本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +59.8％( +3.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 36.4年(昨年 46.1年から -20.9 ％減)。平均土地面積は 219.3 坪 (昨年 180.0 坪から +21.8 ％増)。平均建物面積は 79.4 坪 (昨年 35.5 坪から +123.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 46.1 年 → 2025年 36.4 年、-20.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 38.2 分 → 2025年 11.2 分、-70.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 66.7 ％)
出戸浜駅 22.9 万/坪(昨年同期比 -21.9 ％)
出戸浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.9万円/坪(6.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -21.9％( -6.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.2年(昨年 37.1年から +10.9 ％増)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 84.1 坪から -33.5 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 29.1 坪から -11.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 62.5 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 37.1 年 → 2025年 41.2 年、+10.9 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 13.4 分 → 2025年 15.0 分、+12.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 ％ → 2025年 50.0 ％)
天王駅 2.1 万/坪(昨年同期比 -90.1 ％)
天王駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -90.1％( -19.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 30.4年から +64.8 ％増)。平均土地面積は 544.5 坪 (昨年 98.8 坪から +451.0 ％増)。平均建物面積は 166.4 坪 (昨年 31.3 坪から +432.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.0 分 → 2025年 6.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 30.4 年 → 2025年 50.0 年、+64.8 ％と大きく増加)
船越駅 10.2 万/坪(昨年同期比 -53.1 ％)
船越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.2万円/坪(3.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -53.1％( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 39.3年から -38.9 ％減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 112.4 坪から -63.7 ％減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 40.8 坪から -51.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 39.3 年 → 2025年 24.0 年、-38.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.3 分 → 2025年 30.0 分、+164.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示