【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR磐越東線 (いわき駅～郡山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.2万円/坪(20.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +1.9％( +1.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 96 件(１年前(2024年)に比べて -81.4％( -420件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 21.8年から -13.1 ％減)。平均土地面積は 80.4 坪 (昨年 94.0 坪から -14.4 ％減)。平均建物面積は 43.7 坪 (昨年 48.7 坪から -10.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。郡山駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは郡山駅で昨年に比べ +8.2 ％、坪単価は 75.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(郡山駅、小野新町駅)は +2.7 ％(坪単価 +2.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三春駅、赤井駅)は -17.9 ％(坪単価 -8.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 21.8 年 → 2025年 18.9 年、-13.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 39.1 分 → 2025年 35.0 分、-10.5 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 34.2 ％ → 2025年 46.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 20.9 ％ → 2025年 16.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった郡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +8.2％( +5.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 55 件(１年前(2024年)に比べて -84.4％( -298件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小野新町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.9万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -2.8％( -0.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR磐越東線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| いわき駅 | 59.5万/坪 (15.7年/62.6坪) | 63.6万/坪 (20.4年/90.6坪) | 66.1万/坪 (16.3年/76.1坪) |
| 赤井駅 | 49.7万/坪 (15.0年/65.4坪) | 56.9万/坪 (15.6年/84.7坪) | 53.1万/坪 (17.7年/102坪) |
| 小川郷駅 | - | 10.5万/坪 (52.3年/145坪) | 29.0万/坪 (27.2年/125坪) |
| 江田駅 | - | - | - |
| 川前駅 | - | - | - |
| 夏井駅 | - | - | - |
| 小野新町駅 | 26.9万/坪 (21.0年/175坪) | 27.7万/坪 (28.0年/78.7坪) | 13.3万/坪 (39.7年/94.2坪) |
| 神俣駅 | - | 24.5万/坪 (0年/203坪) | - |
| 菅谷駅 | - | - | - |
| 大越駅 | - | 0.4万/坪 (0年/454坪) | - |
| 磐城常葉駅 | - | - | - |
| 船引駅 | - | 17.9万/坪 (37.2年/154坪) | 19.8万/坪 (34.2年/186坪) |
| 要田駅 | - | 30.6万/坪 (38.0年/121坪) | - |
| 三春駅 | 33.5万/坪 (24.0年/393坪) | 43.6万/坪 (31.4年/96.2坪) | 46.0万/坪 (33.0年/132坪) |
| 舞木駅 | 30.1万/坪 (47.0年/49.9坪) | 33.1万/坪 (54.3年/81.7坪) | 44.1万/坪 (32.1年/128坪) |
| 郡山駅 | 75.9万/坪 (20.5年/85.4坪) | 70.2万/坪 (21.8年/92.7坪) | 66.2万/坪 (22.5年/93.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
郡山駅 75.9 万/坪(昨年同期比 +8.2 ％)
郡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +8.2％( +5.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 55 件(１年前(2024年)に比べて -84.4％( -298件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 21.8年から -5.9 ％減)。平均土地面積は 85.4 坪 (昨年 92.7 坪から -7.8 ％減)。平均建物面積は 49.7 坪 (昨年 49.3 坪から +0.9 ％増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.7 ％ → 2025年 40.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 ％ → 2025年 14.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.2 ％ → 2025年 36.0 ％)
小野新町駅 26.9 万/坪(昨年同期比 -2.8 ％)
小野新町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.9万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -2.8％( -0.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.0年(昨年 28.0年から -25.0 ％減)。平均土地面積は 175.5 坪 (昨年 78.7 坪から +123.1 ％増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 46.9 坪から -12.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 28.0 年 → 2025年 21.0 年、-25.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
三春駅 33.5 万/坪(昨年同期比 -23.2 ％)
三春駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.5万円/坪(10.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -23.2％( -10.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 31.4年から -23.5 ％減)。平均土地面積は 393.3 坪 (昨年 96.2 坪から +309.0 ％増)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 34.8 坪から -10.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 31.4 年 → 2025年 24.0 年、-23.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 23.6 分 → 2025年 20.5 分、-13.0 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 50.0 ％)
赤井駅 49.7 万/坪(昨年同期比 -12.6 ％)
赤井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.7万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -12.6％( -7.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -86.7％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 15.6年から -4.0 ％減)。平均土地面積は 65.4 坪 (昨年 84.7 坪から -22.8 ％減)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 36.3 坪から -15.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 31.4 分 → 2025年 27.0 分、-13.9 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示