【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の西鉄甘木線 (宮の陣駅～甘木駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.8万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -10.6％( -5.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -74.2％( -49件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 25.0年から +30.7 ％増)。平均土地面積は 169.9 坪 (昨年 104.8 坪から +62.2 ％増)。平均建物面積は 69.0 坪 (昨年 42.6 坪から +62.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。宮の陣駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは本郷駅で昨年に比べ +293.8 ％、坪単価は 58.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(本郷駅)は +293.8 ％(坪単価 +43.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大城駅)は -47.1 ％(坪単価 -12.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.5 ％ → 2025年 23.5 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.4 ％ → 2025年 6.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 25.0 年 → 2025年 32.7 年、+30.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.1 ％ → 2025年 43.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.0 ％ → 2025年 12.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮の陣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.1万円/坪(23.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +28.1％( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -47.1％( -12.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 西鉄甘木線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宮の陣駅 | 79.1万/坪 (20.5年/216坪) | 61.8万/坪 (20.0年/60.5坪) | 69.3万/坪 (13.3年/59.0坪) |
| 五郎丸駅 | - | 97.7万/坪 (10.7年/65.9坪) | 36.3万/坪 (38.0年/94.3坪) |
| 学校前駅 | - | 120万/坪 (-0.25年/66.6坪) | - |
| 古賀茶屋駅 | - | 35.6万/坪 (42.7年/50.7坪) | - |
| 北野駅 | 22.6万/坪 (40.0年/59.0坪) | 27.9万/坪 (43.3年/98.8坪) | 46.9万/坪 (24.8年/71.2坪) |
| 大城駅 | 13.6万/坪 (42.0年/90.8坪) | 25.7万/坪 (33.7年/59.0坪) | 32.9万/坪 (27.4年/58.4坪) |
| 金島駅 | - | 17.7万/坪 (37.0年/159坪) | - |
| 大堰駅 | - | 62.6万/坪 (17.8年/151坪) | 19.7万/坪 (40.8年/206坪) |
| 本郷駅 | 58.5万/坪 (23.0年/80.2坪) | 14.9万/坪 (42.3年/150坪) | 16.5万/坪 (0年/101坪) |
| 上浦駅 | - | 9.6万/坪 (25.5年/142坪) | 3.2万/坪 (30.0年/151坪) |
| 馬田駅 | - | 15.3万/坪 (50.5年/281坪) | 39.0万/坪 (31.8年/348坪) |
| 甘木駅 | 31.7万/坪 (36.8年/189坪) | 41.3万/坪 (24.6年/107坪) | 54.4万/坪 (13.8年/84.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
本郷駅 58.5 万/坪(昨年同期比 +293.8 ％)
本郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.5万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +293.8％( +43.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 42.3年から -45.6 ％減)。平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 149.7 坪から -46.5 ％減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 43.1 坪から -8.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 42.3 年 → 2025年 23.0 年、-45.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.5 分 → 2025年 10.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
大城駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -47.1 ％)
大城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -47.1％( -12.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.0年(昨年 33.7年から +24.9 ％増)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 59.0 坪から +53.8 ％増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 30.3 坪から +80.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 33.7 年 → 2025年 42.0 年、+24.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示