【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の九州新幹線 (博多駅~筑後船小屋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.2万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -42.2%( -52.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2024年)に比べて +16.7%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 19.9年から +47.4 %増)。平均土地面積は 72.0 坪 (昨年 126.0 坪から -42.8 %減)。平均建物面積は 42.7 坪 (昨年 92.0 坪から -53.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。博多駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは久留米駅で昨年に比べ -39.5 %、坪単価は 54.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(博多駅)は -2.8 %(坪単価 -4.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(久留米駅)は -39.5 %(坪単価 -35.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 17.3 分 → 2025年 13.8 分、-19.9 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 17.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.1 % → 2025年 10.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 19.9 年 → 2025年 29.3 年、+47.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 41.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 23.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -2.8%( -4.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -44.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった久留米駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.8万円/坪(16.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -39.5%( -35.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて +44.4%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 九州新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 博多駅 | 144万/坪 (38.0年/82.6坪) | 148万/坪 (19.2年/68.6坪) | 152万/坪 (0年/22.7坪) |
| 久留米駅 | 54.8万/坪 (26.5年/63.4坪) | 90.7万/坪 (20.7年/183坪) | 49.7万/坪 (28.8年/52.6坪) |
| 筑後船小屋駅 | 56.2万/坪 (1.0年/46.9坪) | - | 30.1万/坪 (55.0年/66.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
博多駅 144.3 万/坪(昨年同期比 -2.8 %)
博多駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -2.8%( -4.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -44.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.0年(昨年 19.2年から +97.7 %増)。平均土地面積は 82.6 坪 (昨年 68.6 坪から +20.4 %増)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 94.1 坪から -54.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 19.2 年 → 2025年 38.0 年、+97.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 % → 2025年 33.3 %)
久留米駅 54.8 万/坪(昨年同期比 -39.5 %)
久留米駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.8万円/坪(16.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -39.5%( -35.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて +44.4%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 20.7年から +27.7 %増)。平均土地面積は 63.4 坪 (昨年 183.3 坪から -65.4 %減)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 89.2 坪から -49.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.8 分 → 2025年 11.9 分、-36.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 % → 2025年 18.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 20.7 年 → 2025年 26.5 年、+27.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 % → 2025年 36.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示