【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の福井鉄道福武線 (たけふ新駅～田原町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.7万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +7.3％( +4.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 88 件(１年前(2024年)に比べて -56.4％( -114件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.1年(昨年 27.8年から +4.7 ％増)。平均土地面積は 69.4 坪 (昨年 101.0 坪から -31.3 ％減)。平均建物面積は 51.3 坪 (昨年 63.1 坪から -18.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。江端駅、商工会議所前駅、足羽山公園口駅、福井駅、田原町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは田原町駅で昨年に比べ +58.3 ％、坪単価は 78.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(田原町駅、江端駅)は +53.7 ％(坪単価 +22.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(スポーツ公園駅、泰澄の里駅)は -86.9 ％(坪単価 -38.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.1 ％ → 2025年 10.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 35.1 ％ → 2025年 32.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.8 ％ → 2025年 34.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.9 ％ → 2025年 18.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった田原町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.7万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +58.3％( +29.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった泰澄の里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.5万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -81.1％( -19.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 福井鉄道福武線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| たけふ新駅 | - | - | - |
| 北府駅 | - | 43.2万/坪 (19.4年/82.0坪) | 46.1万/坪 (32.0年/67.3坪) |
| スポーツ公園駅 | 4.7万/坪 (47.0年/34.8坪) | 63.2万/坪 (9.7年/70.7坪) | 33.4万/坪 (19.2年/104坪) |
| 家久駅 | - | 50.4万/坪 (29.4年/59.6坪) | 38.3万/坪 (23.5年/76.0坪) |
| サンドーム西駅 | 48.8万/坪 (14.3年/50.7坪) | 66.3万/坪 (0.6年/56.0坪) | 20.3万/坪 (32.8年/136坪) |
| 西鯖江駅 | - | 73.8万/坪 (21.9年/95.3坪) | 149万/坪 (-0.25年/66.6坪) |
| 西山公園駅 | - | 77.6万/坪 (0.8年/48.4坪) | - |
| 水落駅 | 53.3万/坪 (17.8年/65.5坪) | 50.0万/坪 (19.8年/108坪) | 50.0万/坪 (16.3年/59.5坪) |
| 神明駅 | 37.9万/坪 (30.4年/105坪) | 51.0万/坪 (23.9年/119坪) | 57.5万/坪 (18.2年/82.4坪) |
| 鳥羽中駅 | 42.7万/坪 (12.0年/69.6坪) | 52.2万/坪 (21.2年/64.0坪) | 32.9万/坪 (25.6年/99.4坪) |
| 三十八社駅 | 50.9万/坪 (18.0年/84.7坪) | - | - |
| 泰澄の里駅 | 4.5万/坪 (50.3年/72.6坪) | 23.9万/坪 (40.0年/111坪) | 47.2万/坪 (15.0年/51.4坪) |
| 浅水駅 | 25.2万/坪 (44.3年/65.0坪) | 48.8万/坪 (22.1年/266坪) | - |
| ハーモニーホール駅 | - | - | - |
| 清明駅 | - | 49.7万/坪 (22.4年/79.2坪) | 52.2万/坪 (0.5年/49.9坪) |
| 江端駅 | 50.5万/坪 (22.1年/55.2坪) | 33.9万/坪 (30.7年/58.5坪) | 50.1万/坪 (13.1年/49.6坪) |
| ベル前駅 | 23.0万/坪 (44.2年/60.9坪) | 51.4万/坪 (32.9年/131坪) | 59.4万/坪 (18.9年/52.4坪) |
| 花堂駅 | 62.4万/坪 (20.8年/46.9坪) | 59.0万/坪 (16.1年/47.4坪) | 89.6万/坪 (11.2年/82.5坪) |
| 赤十字前駅 | 33.0万/坪 (32.8年/45.4坪) | 41.0万/坪 (40.1年/87.7坪) | 32.3万/坪 (43.8年/78.1坪) |
| 商工会議所前駅 | 34.1万/坪 (30.3年/54.5坪) | 25.6万/坪 (49.1年/30.8坪) | 57.3万/坪 (17.8年/43.3坪) |
| 足羽山公園口駅 | 65.4万/坪 (12.4年/43.9坪) | 45.7万/坪 (32.7年/57.2坪) | 42.7万/坪 (30.1年/26.5坪) |
| 福井城址大名町駅 | - | - | - |
| 福井駅 | 71.3万/坪 (31.1年/76.7坪) | 59.2万/坪 (30.1年/109坪) | 48.0万/坪 (28.6年/80.9坪) |
| 仁愛女子高校駅 | 40.0万/坪 (39.3年/45.4坪) | - | - |
| 田原町駅 | 78.7万/坪 (16.3年/40.8坪) | 49.7万/坪 (20.8年/116坪) | 43.4万/坪 (39.7年/59.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
田原町駅 78.7 万/坪(昨年同期比 +58.3 ％)
田原町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.7万円/坪(23.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +58.3％( +29.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 20.8年から -21.7 ％減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 116.5 坪から -64.9 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 71.8 坪から -55.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 20.8 年 → 2025年 16.3 年、-21.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.5 分 → 2025年 20.0 分、+166.7 ％と大きく増加)
江端駅 50.5 万/坪(昨年同期比 +49.1 ％)
江端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.5万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +49.1％( +16.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 30.7年から -27.9 ％減)。平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 58.5 坪から -5.6 ％減)。平均建物面積は 41.1 坪 (昨年 38.3 坪から +7.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.7 年 → 2025年 22.1 年、-27.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 50.0 ％)
スポーツ公園駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -92.6 ％)
スポーツ公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -92.6％( -58.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 9.7年から +385.0 ％増)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 70.7 坪から -50.8 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 30.3 坪から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 14.8 分 → 2025年 2.0 分、-86.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 9.7 年 → 2025年 47.0 年、+385.0 ％と大きく増加)
泰澄の里駅 4.5 万/坪(昨年同期比 -81.1 ％)
泰澄の里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.5万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -81.1％( -19.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.3年(昨年 40.0年から +25.6 ％増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 110.9 坪から -34.5 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 33.8 坪から -1.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 40.0 年 → 2025年 50.3 年、+25.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示