
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR鶴見線 (鶴見駅~扇町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(46.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -10.3%( -17.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 58 件(1年前(2024年)に比べて -58.6%( -82件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.3年(昨年 17.0年から -21.6 %減)。平均土地面積は 38.9 坪 (昨年 37.7 坪から +3.2 %増)。平均建物面積は 30.4 坪 (昨年 35.7 坪から -14.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。鶴見駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは安善駅で昨年に比べ -11.4 %、坪単価は 106 万円/坪となった。
上位 1 駅(鶴見小野駅)は +4.3 %(坪単価 +6.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(安善駅)は -11.4 %(坪単価 -13.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 17.0 年 → 2025年 13.3 年、-21.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 21.1 分 → 2025年 17.8 分、-15.5 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.7 % → 2025年 46.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.8 % → 2025年 13.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.7 % → 2025年 8.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鶴見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 159万円/坪(48.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -9.9%( -17.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 47 件(1年前(2024年)に比べて -62.7%( -79件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安善駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -11.4%( -13.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR鶴見線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
鶴見駅 | 159万/坪 (14.8年/44.0坪) | 176万/坪 (17.2年/39.5坪) | 142万/坪 (19.1年/55.0坪) |
国道駅 | - | - | - |
鶴見小野駅 | 145万/坪 (20.0年/15.1坪) | 139万/坪 (9.6年/22.7坪) | 127万/坪 (18.2年/30.6坪) |
弁天橋駅 | 152万/坪 (1.0年/15.1坪) | - | 140万/坪 (4.8年/15.1坪) |
浅野駅 | - | 139万/坪 (12.5年/25.2坪) | - |
安善駅 | 106万/坪 (1.0年/16.6坪) | 120万/坪 (13.0年/18.2坪) | 103万/坪 (28.8年/21.2坪) |
武蔵白石駅 | 132万/坪 (1.0年/22.7坪) | - | 157万/坪 (4.8年/30.3坪) |
大川駅 | - | - | - |
浜川崎駅 | 139万/坪 (4.5年/16.3坪) | 136万/坪 (21.6年/18.2坪) | 137万/坪 (8.1年/17.4坪) |
昭和駅 | - | - | - |
扇町駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鶴見小野駅 144.5 万/坪(昨年同期比 +4.3 %)
鶴見小野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +4.3%( +6.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 9.6年から +108.7 %増)。平均土地面積は 15.1 坪 (昨年 22.7 坪から -33.3 %減)。平均建物面積は 27.7 坪 (昨年 47.4 坪から -41.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 66.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 9.6 年 → 2025年 20.0 年、+108.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
安善駅 106.4 万/坪(昨年同期比 -11.4 %)
安善駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -11.4%( -13.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 13.0年から -92.3 %減)。平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 18.2 坪から -8.3 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 29.5 坪から +17.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 13.0 年 → 2025年 1.0 年、-92.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 5.0 分、-50.0 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示