【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の京浜急行大師線 (京急川崎駅～小島新田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -13.4％( -25.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 23 件(１年前(2024年)に比べて +64.3％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.0年(昨年 15.7年から -17.0 ％減)。平均土地面積は 33.7 坪 (昨年 39.0 坪から -13.7 ％減)。平均建物面積は 46.2 坪 (昨年 44.0 坪から +5.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。東門前駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東門前駅で昨年に比べ +19.0 ％、坪単価は 139 万円/坪となった。
上位 1 駅(東門前駅)は +19.0 ％(坪単価 +22.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(川崎大師駅)は -14.6 ％(坪単価 -25.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 15.7 年 → 2025年 13.0 年、-17.0 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 12.8 分 → 2025年 11.3 分、-11.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 26.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 9.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 22.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大師橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 223万円/坪(67.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -1.9％( -4.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東門前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +19.0％( +22.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 京浜急行大師線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京急川崎駅 | - | - | - |
| 港町駅 | 142万/坪 (14.0年/32.5坪) | - | 103万/坪 (52.0年/12.1坪) |
| 鈴木町駅 | - | 289万/坪 (3.0年/36.3坪) | 161万/坪 (1.0年/13.6坪) |
| 川崎大師駅 | 150万/坪 (11.2年/30.8坪) | 176万/坪 (25.6年/32.0坪) | 147万/坪 (24.0年/37.6坪) |
| 東門前駅 | 139万/坪 (20.0年/25.7坪) | 117万/坪 (24.0年/38.6坪) | 122万/坪 (27.0年/20.7坪) |
| 大師橋駅 | 223万/坪 (2.5年/44.2坪) | 228万/坪 (0.3年/66.6坪) | 138万/坪 (39.5年/23.4坪) |
| 小島新田駅 | - | 174万/坪 (8.0年/20.4坪) | 163万/坪 (57.0年/72.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東門前駅 139.2 万/坪(昨年同期比 +19.0 ％)
東門前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +19.0％( +22.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 24.0年から -16.7 ％減)。平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 38.6 坪から -33.3 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 39.3 坪から -15.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 24.0 年 → 2025年 20.0 年、-16.7 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 17.0 分 → 2025年 8.3 分、-51.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 25.0 ％)
川崎大師駅 150.0 万/坪(昨年同期比 -14.6 ％)
川崎大師駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -14.6％( -25.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.2年(昨年 25.6年から -56.3 ％減)。平均土地面積は 30.8 坪 (昨年 32.0 坪から -3.9 ％減)。平均建物面積は 40.0 坪 (昨年 41.1 坪から -2.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 25.6 年 → 2025年 11.2 年、-56.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 54.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 12.3 分 → 2025年 14.8 分、+19.8 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 27.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 11.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示