
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の北陸新幹線 (加賀温泉駅~金沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.9万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -4.0%( -2.1万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 93 件(1年前(2024年)に比べて -33.6%( -47件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 28.8年から +7.1 %増)。平均土地面積は 64.6 坪 (昨年 62.5 坪から +3.2 %増)。平均建物面積は 48.7 坪 (昨年 46.8 坪から +4.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。金沢駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは加賀温泉駅で昨年に比べ -58.2 %、坪単価は 3.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(小松駅)は +0.4 %(坪単価 +0.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(加賀温泉駅)は -58.2 %(坪単価 -5.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 26.2 % → 2025年 25.0 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.4 % → 2025年 2.5 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.4 % → 2025年 17.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.3 % → 2025年 40.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.5万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -0.5%( -0.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 73 件(1年前(2024年)に比べて -39.2%( -47件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった加賀温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -58.2%( -5.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
北陸新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
加賀温泉駅 | 3.6万/坪 (50.5年/55.0坪) | 8.6万/坪 (44.7年/67.3坪) | 10.3万/坪 (41.1年/68.6坪) |
小松駅 | 39.1万/坪 (28.9年/128坪) | 38.9万/坪 (25.7年/86.7坪) | 32.3万/坪 (28.7年/87.8坪) |
金沢駅 | 54.5万/坪 (30.6年/51.0坪) | 54.8万/坪 (28.7年/59.3坪) | 61.5万/坪 (27.6年/62.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小松駅 39.1 万/坪(昨年同期比 +0.4 %)
小松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.1万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +0.4%( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて +6.2%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 25.7年から +12.5 %増)。平均土地面積は 128.2 坪 (昨年 86.7 坪から +47.8 %増)。平均建物面積は 88.6 坪 (昨年 46.9 坪から +89.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 35.7 分 → 2025年 29.5 分、-17.4 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 35.7 % → 2025年 28.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 25.7 年 → 2025年 28.9 年、+12.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 % → 2025年 28.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 % → 2025年 7.1 %)
加賀温泉駅 3.6 万/坪(昨年同期比 -58.2 %)
加賀温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -58.2%( -5.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.5年(昨年 44.7年から +13.1 %増)。平均土地面積は 55.0 坪 (昨年 67.3 坪から -18.4 %減)。平均建物面積は 37.3 坪 (昨年 58.5 坪から -36.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 44.7 年 → 2025年 50.5 年、+13.1 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 67.5 分 → 2025年 90.0 分、+33.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示