【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期の北陸新幹線 (加賀温泉駅~金沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.9万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -4.4%( -2.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 549 件(1年前(2023年)に比べて +0.5%( +3件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 27.7年から +6.0 %増)。平均土地面積は 68.9 坪 (昨年 66.0 坪から +4.3 %増)。平均建物面積は 54.8 坪 (昨年 50.4 坪から +8.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が小幅減少。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。金沢駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは加賀温泉駅で昨年に比べ -29.8 %、坪単価は 11.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(金沢駅)は -4.1 %(坪単価 -2.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(加賀温泉駅)は -29.8 %(坪単価 -4.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.0 % → 2024年 31.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 35.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.5万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -4.1%( -2.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 457 件(1年前(2023年)に比べて +4.1%( +18件/坪)と小幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった加賀温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -29.8%( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -22.2%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 北陸新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 加賀温泉駅 | 11.0万/坪 (43.9年/97.6坪) | 15.7万/坪 (38.5年/81.0坪) | 13.4万/坪 (38.9年/98.6坪) |
| 小松駅 | 33.1万/坪 (28.1年/79.0坪) | 39.8万/坪 (22.4年/77.0坪) | 40.2万/坪 (23.4年/92.0坪) |
| 金沢駅 | 55.5万/坪 (29.0年/66.0坪) | 57.9万/坪 (28.0年/63.1坪) | 53.5万/坪 (29.1年/67.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
金沢駅 55.5 万/坪(昨年同期比 -4.1 %)
金沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.5万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -4.1%( -2.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 457 件(1年前(2023年)に比べて +4.1%( +18件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 28.0年から +3.6 %増)。平均土地面積は 66.0 坪 (昨年 63.1 坪から +4.6 %増)。平均建物面積は 55.6 坪 (昨年 48.7 坪から +14.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.6 % → 2024年 21.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.5 % → 2024年 36.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.8 % → 2024年 29.6 %)
加賀温泉駅 11.0 万/坪(昨年同期比 -29.8 %)
加賀温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -29.8%( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -22.2%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.9年(昨年 38.5年から +14.0 %増)。平均土地面積は 97.6 坪 (昨年 81.0 坪から +20.5 %増)。平均建物面積は 65.0 坪 (昨年 63.0 坪から +3.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 63.1 分 → 2024年 52.9 分、-16.3 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 34.8 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 38.5 年 → 2024年 43.9 年、+14.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 47.8 % → 2024年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示