【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の熊本電鉄菊池線 (上熊本駅～御代志駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.9万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -10.6％( -7.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 42 件(１年前(2024年)に比べて -82.0％( -191件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 22.3年から +10.2 ％増)。平均土地面積は 82.8 坪 (昨年 89.4 坪から -7.3 ％減)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 48.8 坪から -14.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。御代志駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは亀井駅で昨年に比べ +218.0 ％、坪単価は 176 万円/坪となった。
上位 2 駅(亀井駅、御代志駅)は +117.4 ％(坪単価 +64.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三ツ石駅、新須屋駅)は -39.0 ％(坪単価 -29.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 35.4 分 → 2025年 28.3 分、-20.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.3 ％ → 2025年 18.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.0 ％ → 2025年 29.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 22.3 年 → 2025年 24.6 年、+10.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.5 ％ → 2025年 43.2 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 ％ → 2025年 2.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった亀井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 176万円/坪(53.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +218.0％( +120.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三ツ石駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.4万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -39.2％( -27.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -62.5％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 熊本電鉄菊池線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上熊本駅 | 70.0万/坪 (38.5年/72.6坪) | 83.0万/坪 (29.0年/92.5坪) | 57.3万/坪 (33.9年/83.8坪) |
| 韓々坂駅 | - | 28.7万/坪 (37.0年/66.6坪) | 99.2万/坪 (5.1年/57.5坪) |
| 池田駅 | 46.8万/坪 (32.5年/52.4坪) | 58.0万/坪 (28.1年/80.2坪) | 55.6万/坪 (21.0年/149坪) |
| 打越駅 | - | 62.2万/坪 (17.5年/89.2坪) | - |
| 坪井川公園駅 | - | 54.8万/坪 (36.8年/34.0坪) | - |
| 北熊本駅 | 51.1万/坪 (30.0年/51.4坪) | 67.1万/坪 (23.3年/90.2坪) | 46.9万/坪 (28.9年/58.6坪) |
| 亀井駅 | 176万/坪 (0年/54.5坪) | 55.4万/坪 (21.6年/68.3坪) | 44.7万/坪 (44.8年/109坪) |
| 八景水谷駅 | - | 47.4万/坪 (32.7年/129坪) | 76.6万/坪 (29.2年/89.6坪) |
| 堀川駅 | 49.6万/坪 (24.0年/80.2坪) | 71.0万/坪 (24.4年/116坪) | 64.8万/坪 (23.6年/116坪) |
| 新須屋駅 | 50.4万/坪 (17.5年/61.3坪) | 82.1万/坪 (20.7年/80.6坪) | 82.6万/坪 (13.3年/95.7坪) |
| 須屋駅 | 66.6万/坪 (12.6年/73.4坪) | 78.1万/坪 (14.0年/65.2坪) | 80.1万/坪 (16.0年/82.1坪) |
| 三ツ石駅 | 42.4万/坪 (34.5年/57.2坪) | 69.9万/坪 (11.7年/88.6坪) | 60.9万/坪 (21.3年/65.9坪) |
| 黒石駅 | 60.1万/坪 (24.0年/67.7坪) | 73.5万/坪 (19.4年/73.3坪) | 73.8万/坪 (14.1年/113坪) |
| 熊本高専前駅 | - | 73.1万/坪 (11.7年/53.3坪) | 56.3万/坪 (38.5年/65.8坪) |
| 再春医療センター前駅 | - | 147万/坪 (6.5年/63.5坪) | - |
| 御代志駅 | 60.1万/坪 (22.7年/162坪) | 51.5万/坪 (23.3年/95.1坪) | 52.2万/坪 (25.4年/109坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
亀井駅 176.3 万/坪(昨年同期比 +218.0 ％)
亀井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 176万円/坪(53.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +218.0％( +120.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 68.3 坪から -20.3 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 36.6 坪から +11.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 14.5 分 → 2025年 16.0 分、+10.3 ％と増加)
御代志駅 60.1 万/坪(昨年同期比 +16.8 ％)
御代志駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.1万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +16.8％( +8.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -89.7％( -61件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 23.3年から -2.6 ％減)。平均土地面積は 162.1 坪 (昨年 95.1 坪から +70.4 ％増)。平均建物面積は 44.3 坪 (昨年 39.9 坪から +11.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.6 ％ → 2025年 16.7 ％)
三ツ石駅 42.4 万/坪(昨年同期比 -39.2 ％)
三ツ石駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.4万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -39.2％( -27.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -62.5％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.5年(昨年 11.7年から +194.3 ％増)。平均土地面積は 57.2 坪 (昨年 88.6 坪から -35.4 ％減)。平均建物面積は 30.5 坪 (昨年 38.3 坪から -20.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.1 分 → 2025年 13.3 分、-30.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 11.7 年 → 2025年 34.5 年、+194.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.2 ％ → 2025年 66.7 ％)
新須屋駅 50.4 万/坪(昨年同期比 -38.7 ％)
新須屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.4万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -38.7％( -31.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -84.6％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 20.7年から -15.3 ％減)。平均土地面積は 61.3 坪 (昨年 80.6 坪から -24.0 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 36.1 坪から -12.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 20.7 年 → 2025年 17.5 年、-15.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 13.9 分 → 2025年 18.0 分、+29.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示