【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の熊本市電上熊本線 (新町駅～上熊本駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.0万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -10.6％( -8.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2024年)に比べて -66.0％( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 29.3年から +13.8 ％増)。平均土地面積は 79.9 坪 (昨年 93.2 坪から -14.3 ％減)。平均建物面積は 81.0 坪 (昨年 72.2 坪から +12.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。上熊本駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは上熊本駅で昨年に比べ -14.5 ％、坪単価は 70.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(段山町駅)は +109.0 ％(坪単価 +45.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上熊本駅)は -14.5 ％(坪単価 -12.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.1 ％ → 2025年 6.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 41.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 29.3 年 → 2025年 33.3 年、+13.8 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.1 ％ → 2025年 46.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.4 ％ → 2025年 13.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった段山町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.2万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +109.0％( +45.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上熊本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.9万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -14.5％( -12.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -65.1％( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 熊本市電上熊本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新町駅 | - | 87.4万/坪 (0年/219坪) | - |
| 蔚山町駅 | - | 49.6万/坪 (22.3年/30.3坪) | - |
| 段山町駅 | 87.2万/坪 (1.0年/28.7坪) | 41.7万/坪 (37.0年/76.4坪) | - |
| 杉塘駅 | - | - | - |
| 本妙寺入口駅 | - | - | - |
| 上熊本駅 | 70.9万/坪 (35.6年/83.5坪) | 83.0万/坪 (29.0年/92.5坪) | 57.3万/坪 (33.9年/83.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
段山町駅 87.2 万/坪(昨年同期比 +109.0 ％)
段山町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.2万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +109.0％( +45.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 37.0年から -97.3 ％減)。平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 76.4 坪から -62.4 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 51.4 坪から -35.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 37.0 年 → 2025年 1.0 年、-97.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.0 分 → 2025年 5.0 分、-66.7 ％と大きく減少)
上熊本駅 70.9 万/坪(昨年同期比 -14.5 ％)
上熊本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.9万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -14.5％( -12.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -65.1％( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.6年(昨年 29.0年から +22.7 ％増)。平均土地面積は 83.5 坪 (昨年 92.5 坪から -9.8 ％減)。平均建物面積は 84.4 坪 (昨年 74.8 坪から +12.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 41.7 ％ → 2025年 35.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 29.0 年 → 2025年 35.6 年、+22.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.4 ％ → 2025年 50.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 7.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示