【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR越後線 (柏崎駅～新潟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +11.4％( +5.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 131 件(１年前(2024年)に比べて -78.7％( -484件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 30.6年から -19.3 ％減)。平均土地面積は 59.2 坪 (昨年 78.9 坪から -24.9 ％減)。平均建物面積は 54.6 坪 (昨年 55.3 坪から -1.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。内野西が丘駅、内野駅、青山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは出雲崎駅で昨年に比べ +184.8 ％、坪単価は 9.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(出雲崎駅、北吉田駅)は +183.3 ％(坪単価 +16.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(越後赤塚駅、柏崎駅)は -63.1 ％(坪単価 -25.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 30.6 年 → 2025年 24.7 年、-19.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 26.6 分 → 2025年 23.4 分、-12.0 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.8 ％ → 2025年 25.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.1 ％ → 2025年 8.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 35.1 ％ → 2025年 35.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.8万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +17.5％( +11.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 55 件(１年前(2024年)に比べて -78.2％( -197件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった越後赤塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -82.9％( -41.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR越後線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 柏崎駅 | 13.1万/坪 (42.8年/68.1坪) | 23.2万/坪 (34.8年/138坪) | 29.7万/坪 (32.0年/117坪) |
| 東柏崎駅 | - | 25.3万/坪 (32.8年/144坪) | 22.8万/坪 (35.4年/89.9坪) |
| 西中通駅 | - | 15.3万/坪 (46.9年/76.1坪) | 11.7万/坪 (39.5年/126坪) |
| 荒浜駅 | - | 18.9万/坪 (17.5年/263坪) | 44.0万/坪 (19.1年/84.7坪) |
| 刈羽駅 | - | 4.2万/坪 (52.3年/227坪) | 43.7万/坪 (32.0年/191坪) |
| 西山駅 | - | - | 2.1万/坪 (44.0年/333坪) |
| 礼拝駅 | - | 6.7万/坪 (43.7年/180坪) | - |
| 石地駅 | - | 5.3万/坪 (33.8年/424坪) | 18.0万/坪 (45.8年/75.6坪) |
| 小木ノ城駅 | - | - | 28.4万/坪 (45.3年/63.5坪) |
| 出雲崎駅 | 9.1万/坪 (32.0年/163坪) | 3.2万/坪 (0年/65.0坪) | 19.1万/坪 (38.1年/46.9坪) |
| 妙法寺駅 | - | - | - |
| 小島谷駅 | - | 48.9万/坪 (29.8年/59.0坪) | 36.9万/坪 (23.5年/137坪) |
| 桐原駅 | - | - | - |
| 寺泊駅 | 17.2万/坪 (18.0年/48.4坪) | 7.2万/坪 (29.4年/107坪) | 15.4万/坪 (42.8年/167坪) |
| 分水駅 | - | 11.1万/坪 (40.6年/127坪) | 23.1万/坪 (35.5年/87.0坪) |
| 粟生津駅 | - | - | 20.8万/坪 (31.3年/78.7坪) |
| 南吉田駅 | - | 54.1万/坪 (7.3年/96.8坪) | 3.8万/坪 (32.0年/57.5坪) |
| 吉田駅 | - | 35.4万/坪 (25.9年/68.8坪) | 39.5万/坪 (26.0年/82.0坪) |
| 北吉田駅 | 40.9万/坪 (50.0年/63.5坪) | 14.5万/坪 (38.1年/62.5坪) | - |
| 岩室駅 | 56.7万/坪 (18.0年/60.5坪) | 24.9万/坪 (39.1年/160坪) | 20.5万/坪 (35.6年/116坪) |
| 巻駅 | 26.7万/坪 (31.5年/49.2坪) | 26.8万/坪 (36.8年/71.6坪) | 19.1万/坪 (35.4年/106坪) |
| 越後曽根駅 | 16.5万/坪 (39.0年/69.6坪) | 18.0万/坪 (38.1年/117坪) | 25.3万/坪 (32.8年/107坪) |
| 越後赤塚駅 | 8.5万/坪 (28.0年/63.5坪) | 49.9万/坪 (16.3年/60.8坪) | 13.1万/坪 (42.1年/142坪) |
| 内野西が丘駅 | 63.1万/坪 (9.0年/47.9坪) | 36.9万/坪 (27.5年/83.0坪) | 26.7万/坪 (38.2年/86.1坪) |
| 内野駅 | 66.0万/坪 (10.3年/55.1坪) | 39.9万/坪 (34.3年/76.5坪) | 33.4万/坪 (30.8年/112坪) |
| 新潟大学前駅 | 41.7万/坪 (34.0年/58.2坪) | 62.5万/坪 (24.7年/80.1坪) | 54.5万/坪 (26.8年/70.7坪) |
| 寺尾駅 | 25.5万/坪 (33.3年/48.8坪) | 37.7万/坪 (34.2年/61.2坪) | 45.7万/坪 (32.3年/66.0坪) |
| 小針駅 | 43.4万/坪 (24.7年/52.9坪) | 62.5万/坪 (28.6年/60.0坪) | 57.8万/坪 (25.8年/70.1坪) |
| 青山駅 | 70.1万/坪 (22.8年/48.0坪) | 46.5万/坪 (38.0年/67.2坪) | 73.5万/坪 (27.9年/75.5坪) |
| 関屋駅 | 63.7万/坪 (37.0年/41.7坪) | 72.1万/坪 (22.1年/45.8坪) | 66.9万/坪 (26.1年/102坪) |
| 白山駅 | 42.8万/坪 (35.3年/37.8坪) | 39.6万/坪 (33.8年/49.4坪) | 55.5万/坪 (28.4年/42.1坪) |
| 新潟駅 | 76.8万/坪 (21.2年/67.5坪) | 65.4万/坪 (29.3年/74.6坪) | 58.7万/坪 (28.2年/72.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
出雲崎駅 9.1 万/坪(昨年同期比 +184.8 ％)
出雲崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +184.8％( +5.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 163.4 坪 (昨年 65.0 坪から +151.2 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 49.9 坪から -36.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 45.0 分 → 2025年 21.0 分、-53.3 ％と大きく減少)
北吉田駅 40.9 万/坪(昨年同期比 +181.7 ％)
北吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.9万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +181.7％( +26.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 38.1年から +31.3 ％増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 62.5 坪から +1.6 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 45.9 坪から -30.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 38.1 年 → 2025年 50.0 年、+31.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 12.7 分 → 2025年 26.0 分、+105.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
越後赤塚駅 8.5 万/坪(昨年同期比 -82.9 ％)
越後赤塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -82.9％( -41.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 16.3年から +72.3 ％増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 60.8 坪から +4.6 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 35.3 坪から +2.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 16.3 年 → 2025年 28.0 年、+72.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.8 分 → 2025年 60.0 分、+455.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
柏崎駅 13.1 万/坪(昨年同期比 -43.4 ％)
柏崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -43.4％( -10.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -73.7％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.8年(昨年 34.8年から +23.0 ％増)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 138.4 坪から -50.8 ％減)。平均建物面積は 41.1 坪 (昨年 70.8 坪から -41.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 41.2 ％ → 2025年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 34.8 年 → 2025年 42.8 年、+23.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.5 分 → 2025年 23.4 分、+26.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 41.2 ％ → 2025年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示