
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期の上越新幹線 (越後湯沢駅~新潟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.1万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +7.7%( +4.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 280 件(1年前(2023年)に比べて -36.7%( -162件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 28.5年から +5.1 %増)。平均土地面積は 89.9 坪 (昨年 76.8 坪から +17.0 %増)。平均建物面積は 65.7 坪 (昨年 60.0 坪から +9.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。新潟駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは浦佐駅で昨年に比べ +177.1 %、坪単価は 34.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(浦佐駅)は +177.1 %(坪単価 +22.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(燕三条駅)は -82.8 %(坪単価 -81.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 38.3 % → 2024年 28.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.1 % → 2024年 4.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.3 % → 2024年 35.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 % → 2024年 17.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.8万円/坪(20.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +13.8%( +8.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 184 件(1年前(2023年)に比べて -37.4%( -110件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった越後湯沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -54.8%( -18.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
上越新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
越後湯沢駅 | 15.2万/坪 (43.1年/155坪) | 33.7万/坪 (44.1年/194坪) | 13.1万/坪 (38.1年/160坪) |
浦佐駅 | 34.9万/坪 (33.3年/151坪) | 12.6万/坪 (27.6年/215坪) | 9.9万/坪 (32.7年/89.2坪) |
長岡駅 | 45.9万/坪 (29.3年/111坪) | 42.6万/坪 (29.0年/77.4坪) | 44.4万/坪 (25.8年/97.0坪) |
燕三条駅 | 16.9万/坪 (47.5年/135坪) | 98.4万/坪 (16.0年/58.6坪) | 63.5万/坪 (21.8年/115坪) |
新潟駅 | 66.8万/坪 (29.2年/75.9坪) | 58.7万/坪 (28.2年/72.2坪) | 63.0万/坪 (26.0年/68.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浦佐駅 34.9 万/坪(昨年同期比 +177.1 %)
浦佐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.9万円/坪(10.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +177.1%( +22.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 27.6年から +20.4 %増)。平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 215.2 坪から -29.7 %減)。平均建物面積は 69.6 坪 (昨年 143.7 坪から -51.6 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 27.6 年 → 2024年 33.3 年、+20.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 30.5 分 → 2024年 38.0 分、+24.6 %と大きく増加)
燕三条駅 16.9 万/坪(昨年同期比 -82.8 %)
燕三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.9万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -82.8%( -81.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.5年(昨年 16.0年から +196.1 %増)。平均土地面積は 135.4 坪 (昨年 58.6 坪から +131.2 %増)。平均建物面積は 87.7 坪 (昨年 83.6 坪から +5.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.0 年 → 2024年 47.5 年、+196.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示