【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の上越新幹線 (越後湯沢駅～新潟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.0万円/坪(16.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +11.9％( +5.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 85 件(１年前(2023年)に比べて -11.5％( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.7年(昨年 29.5年から +0.6 ％増)。平均土地面積は 89.8 坪 (昨年 58.4 坪から +53.7 ％増)。平均建物面積は 65.1 坪 (昨年 47.0 坪から +38.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。新潟駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新潟駅で昨年に比べ +25.3 ％、坪単価は 64.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(新潟駅)は +25.3 ％(坪単価 +13.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(浦佐駅)は +2.3 ％(坪単価 +0.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.1 ％ → 2024年 2.4 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 ％ → 2024年 34.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 34.8 分 → 2024年 40.0 分、+15.0 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 26.4 ％ → 2024年 16.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.5万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +25.3％( +13.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 52 件(１年前(2023年)に比べて -26.8％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浦佐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.4万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +2.3％( +0.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 上越新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 越後湯沢駅 | 14.3万/坪 (38.8年/175坪) | - | - |
| 浦佐駅 | 30.4万/坪 (38.8年/234坪) | 29.8万/坪 (12.3年/63.5坪) | 8.3万/坪 (41.8年/87.2坪) |
| 長岡駅 | 46.5万/坪 (29.4年/110坪) | 42.7万/坪 (27.6年/82.7坪) | 44.7万/坪 (26.7年/82.1坪) |
| 燕三条駅 | 21.3万/坪 (38.3年/49.9坪) | - | |
| 新潟駅 | 64.5万/坪 (28.4年/63.5坪) | 51.5万/坪 (30.4年/50.0坪) | 73.2万/坪 (26.8年/67.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新潟駅 64.5 万/坪(昨年同期比 +25.3 ％)
新潟駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.5万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +25.3％( +13.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 52 件(１年前(2023年)に比べて -26.8％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 30.4年から -6.6 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 50.0 坪から +26.9 ％増)。平均建物面積は 63.0 坪 (昨年 46.7 坪から +35.0 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.7 ％ → 2024年 33.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 29.6 ％ → 2024年 28.9 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.9 ％ → 2024年 20.0 ％)
浦佐駅 30.4 万/坪(昨年同期比 +2.3 ％)
浦佐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.4万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +2.3％( +0.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.8年(昨年 12.3年から +216.3 ％増)。平均土地面積は 234.4 坪 (昨年 63.5 坪から +269.0 ％増)。平均建物面積は 78.7 坪 (昨年 30.3 坪から +160.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 60.0 分 → 2024年 31.2 分、-47.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 12.3 年 → 2024年 38.8 年、+216.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示