【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の妙高はねうまライン (妙高高原駅～直江津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.3万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +22.5％( +7.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 98 件(１年前(2024年)に比べて -43.0％( -74件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 30.1年から -2.6 ％減)。平均土地面積は 105.4 坪 (昨年 100.2 坪から +5.2 ％増)。平均建物面積は 51.8 坪 (昨年 52.0 坪から -0.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。高田駅、春日山駅、直江津駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは直江津駅で昨年に比べ +89.4 ％、坪単価は 61.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(直江津駅、春日山駅)は +73.0 ％(坪単価 +25.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上越妙高駅、北新井駅)は -68.6 ％(坪単価 -47.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 38.4 ％ → 2025年 30.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.7 ％ → 2025年 4.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 31.8 ％ → 2025年 39.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった直江津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.5万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +89.4％( +29.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -45.2％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった妙高高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -52.3％( -10.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 妙高はねうまライン | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 妙高高原駅 | 9.1万/坪 (37.8年/259坪) | 19.1万/坪 (47.2年/141坪) | 19.1万/坪 (41.1年/213坪) |
| 関山駅 | - | 5.9万/坪 (32.3年/201坪) | 2.2万/坪 (42.5年/257坪) |
| 二本木駅 | - | 7.3万/坪 (40.9年/204坪) | 6.4万/坪 (37.0年/289坪) |
| 新井駅 | 12.8万/坪 (42.6年/84.4坪) | 30.8万/坪 (29.8年/115坪) | 26.8万/坪 (34.8年/91.1坪) |
| 北新井駅 | 18.6万/坪 (43.8年/126坪) | 53.4万/坪 (18.1年/93.8坪) | 50.0万/坪 (21.5年/179坪) |
| 上越妙高駅 | 23.3万/坪 (53.0年/96.8坪) | 83.5万/坪 (22.6年/120坪) | 37.2万/坪 (28.4年/171坪) |
| 南高田駅 | 27.3万/坪 (37.1年/117坪) | 49.9万/坪 (21.0年/101坪) | 37.0万/坪 (28.9年/114坪) |
| 高田駅 | 39.7万/坪 (27.5年/128坪) | 30.6万/坪 (33.0年/108坪) | 38.9万/坪 (28.3年/95.8坪) |
| 春日山駅 | 58.2万/坪 (27.4年/80.5坪) | 37.1万/坪 (29.3年/76.5坪) | 41.3万/坪 (26.7年/89.6坪) |
| 直江津駅 | 61.5万/坪 (18.9年/62.4坪) | 32.5万/坪 (29.8年/72.8坪) | 39.8万/坪 (31.6年/119坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
直江津駅 61.5 万/坪(昨年同期比 +89.4 ％)
直江津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.5万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +89.4％( +29.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -45.2％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 29.8年から -36.6 ％減)。平均土地面積は 62.4 坪 (昨年 72.8 坪から -14.3 ％減)。平均建物面積は 39.1 坪 (昨年 51.6 坪から -24.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 29.8 年 → 2025年 18.9 年、-36.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.5 ％ → 2025年 35.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 38.5 ％ → 2025年 23.5 ％)
春日山駅 58.2 万/坪(昨年同期比 +56.7 ％)
春日山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.2万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +56.7％( +21.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2024年)に比べて -38.7％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 29.3年から -6.5 ％減)。平均土地面積は 80.5 坪 (昨年 76.5 坪から +5.2 ％増)。平均建物面積は 50.0 坪 (昨年 43.5 坪から +14.9 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 22.2 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.3 ％ → 2025年 5.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.7 ％ → 2025年 44.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 16.7 ％)
上越妙高駅 23.3 万/坪(昨年同期比 -72.1 ％)
上越妙高駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.3万円/坪(7.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -72.1％( -60.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 53.0年(昨年 22.6年から +134.2 ％増)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 120.0 坪から -19.3 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 42.4 坪から -10.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 34.0 分 → 2025年 6.0 分、-82.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 22.6 年 → 2025年 53.0 年、+134.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
北新井駅 18.6 万/坪(昨年同期比 -65.1 ％)
北新井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -65.1％( -34.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.8年(昨年 18.1年から +141.4 ％増)。平均土地面積は 125.5 坪 (昨年 93.8 坪から +33.9 ％増)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 116.1 坪から -51.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 18.1 年 → 2025年 43.8 年、+141.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.2 分 → 2025年 22.0 分、+20.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示