【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の豊橋鉄道渥美線 (柳生橋駅～三河田原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.9万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +16.6％( +12.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 31 件(１年前(2024年)に比べて -82.9％( -150件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.1年(昨年 21.9年から -30.9 ％減)。平均土地面積は 67.0 坪 (昨年 86.5 坪から -22.5 ％減)。平均建物面積は 52.1 坪 (昨年 48.9 坪から +6.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。南栄駅、芦原駅、大清水駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは芦原駅で昨年に比べ +55.4 ％、坪単価は 116 万円/坪となった。
上位 2 駅(芦原駅、大清水駅)は +46.9 ％(坪単価 +30.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三河田原駅、高師駅)は -67.1 ％(坪単価 -36.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 21.9 年 → 2025年 15.1 年、-30.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 25.9 分 → 2025年 17.1 分、-34.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.4 ％ → 2025年 44.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.5 ％ → 2025年 6.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 6.9 ％ → 2025年 6.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった芦原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +55.4％( +41.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三河田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -80.6％( -32.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -97.2％( -35件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 豊橋鉄道渥美線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 柳生橋駅 | 78.0万/坪 (19.5年/34.0坪) | 123万/坪 (2.0年/45.4坪) | 80.1万/坪 (12.6年/55.7坪) |
| 小池駅 | 87.1万/坪 (0.7年/44.4坪) | 83.3万/坪 (16.3年/86.9坪) | 67.9万/坪 (17.0年/48.2坪) |
| 愛知大学前駅 | 75.3万/坪 (17.5年/93.8坪) | 89.1万/坪 (9.2年/46.9坪) | 83.0万/坪 (14.2年/57.6坪) |
| 南栄駅 | 98.7万/坪 (15.2年/65.3坪) | 81.3万/坪 (17.6年/57.0坪) | 77.0万/坪 (18.1年/71.0坪) |
| 高師駅 | 36.1万/坪 (24.0年/51.9坪) | 77.7万/坪 (21.3年/58.3坪) | 81.9万/坪 (12.8年/73.0坪) |
| 芦原駅 | 116万/坪 (3.0年/65.0坪) | 74.5万/坪 (17.3年/174坪) | 43.1万/坪 (30.5年/69.1坪) |
| 植田駅 | 97.2万/坪 (18.0年/94.7坪) | 104万/坪 (22.3年/77.2坪) | 110万/坪 (18.2年/78.2坪) |
| 向ケ丘駅 | - | 24.1万/坪 (40.2年/188坪) | 34.1万/坪 (33.4年/66.0坪) |
| 大清水駅 | 73.3万/坪 (12.7年/51.9坪) | 53.0万/坪 (24.7年/58.9坪) | 58.4万/坪 (29.9年/107坪) |
| 老津駅 | - | 8.9万/坪 (39.3年/59.0坪) | 14.9万/坪 (44.5年/87.7坪) |
| 杉山駅 | - | - | - |
| やぐま台駅 | - | - | 92.6万/坪 (11.5年/66.6坪) |
| 豊島駅 | - | 23.3万/坪 (35.0年/86.6坪) | 84.1万/坪 (7.5年/48.4坪) |
| 神戸駅 | - | 72.3万/坪 (11.7年/50.4坪) | 68.2万/坪 (15.9年/143坪) |
| 三河田原駅 | 7.7万/坪 (0年/33.3坪) | 39.8万/坪 (29.0年/157坪) | 77.0万/坪 (31.0年/155坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
芦原駅 115.7 万/坪(昨年同期比 +55.4 ％)
芦原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +55.4％( +41.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 3.0年(昨年 17.3年から -82.6 ％減)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 173.9 坪から -62.6 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 104.9 坪から -71.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 17.3 年 → 2025年 3.0 年、-82.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 7.3 分 → 2025年 4.5 分、-38.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 50.0 ％)
大清水駅 73.3 万/坪(昨年同期比 +38.4 ％)
大清水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.3万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +38.4％( +20.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -81.2％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.7年(昨年 24.7年から -48.8 ％減)。平均土地面積は 51.9 坪 (昨年 58.9 坪から -11.8 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 33.4 坪から -9.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 24.7 年 → 2025年 12.7 年、-48.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 42.9 ％ → 2025年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 21.2 分 → 2025年 27.7 分、+30.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 ％ → 2025年 33.3 ％)
三河田原駅 7.7 万/坪(昨年同期比 -80.6 ％)
三河田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -80.6％( -32.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -97.2％( -35件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 157.1 坪から -78.8 ％減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 46.1 坪から -1.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 61.5 分 → 2025年 8.0 分、-87.0 ％と大きく減少)
高師駅 36.1 万/坪(昨年同期比 -53.6 ％)
高師駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -53.6％( -41.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -91.4％( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 21.3年から +12.8 ％増)。平均土地面積は 51.9 坪 (昨年 58.3 坪から -11.0 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.8 坪から -13.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 21.3 年 → 2025年 24.0 年、+12.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 17.9 分 → 2025年 25.0 分、+40.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.2 ％ → 2025年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示