【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の名鉄蒲郡線 (吉良吉田駅～蒲郡駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.5万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -9.2％( -5.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 39 件(１年前(2024年)に比べて -51.9％( -42件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 16.1年から +68.3 ％増)。平均土地面積は 69.0 坪 (昨年 78.3 坪から -11.9 ％減)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 41.8 坪から -7.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。蒲郡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは蒲郡駅で昨年に比べ +35.9 ％、坪単価は 76.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(蒲郡駅、吉良吉田駅)は +4.8 ％(坪単価 +2.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西幡豆駅、三河鹿島駅)は -59.8 ％(坪単価 -36.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.4 ％ → 2025年 13.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 16.1 年 → 2025年 27.0 年、+68.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.2 ％ → 2025年 34.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 52.1 ％ → 2025年 31.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった蒲郡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.8万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +35.9％( +20.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -19.0％( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西幡豆駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -69.9％( -43.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 名鉄蒲郡線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 吉良吉田駅 | 43.7万/坪 (27.1年/84.2坪) | 59.2万/坪 (7.3年/84.5坪) | 63.2万/坪 (6.8年/71.6坪) |
| 三河鳥羽駅 | - | 14.4万/坪 (47.0年/28.7坪) | 3.9万/坪 (0年/31.8坪) |
| 西幡豆駅 | 18.9万/坪 (30.4年/50.4坪) | 62.8万/坪 (0.5年/62.0坪) | 44.8万/坪 (19.2年/72.6坪) |
| 東幡豆駅 | - | 69.4万/坪 (21.3年/79.4坪) | 23.5万/坪 (41.2年/54.1坪) |
| こどもの国駅 | - | - | - |
| 西浦駅 | 39.3万/坪 (31.0年/32.5坪) | 75.6万/坪 (15.2年/117坪) | 68.2万/坪 (26.8年/165坪) |
| 形原駅 | 50.9万/坪 (27.1年/67.3坪) | 73.9万/坪 (15.9年/72.1坪) | 51.0万/坪 (26.7年/67.4坪) |
| 三河鹿島駅 | 28.6万/坪 (45.6年/110坪) | 56.8万/坪 (16.4年/68.1坪) | 49.1万/坪 (20.4年/81.0坪) |
| 蒲郡競艇場前駅 | - | - | - |
| 蒲郡駅 | 76.8万/坪 (21.2年/60.5坪) | 56.5万/坪 (25.9年/77.8坪) | 75.3万/坪 (19.5年/69.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
蒲郡駅 76.8 万/坪(昨年同期比 +35.9 ％)
蒲郡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.8万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +35.9％( +20.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -19.0％( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 21.2年(昨年 25.9年から -18.1 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 77.8 坪から -22.3 ％減)。平均建物面積は 34.4 坪 (昨年 64.0 坪から -46.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 25.9 年 → 2025年 21.2 年、-18.1 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 37.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 27.8 ％ → 2025年 12.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 16.8 分 → 2025年 20.1 分、+19.4 ％と増加)
吉良吉田駅 43.7 万/坪(昨年同期比 -26.2 ％)
吉良吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.7万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -26.2％( -15.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 7.3年から +269.3 ％増)。平均土地面積は 84.2 坪 (昨年 84.5 坪から -0.3 ％減)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 36.3 坪から +41.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 35.7 分 → 2025年 25.8 分、-27.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 7.3 年 → 2025年 27.1 年、+269.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.3 ％ → 2025年 25.0 ％)
西幡豆駅 18.9 万/坪(昨年同期比 -69.9 ％)
西幡豆駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.9万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -69.9％( -43.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.4年(昨年 0.5年から +5938.2 ％増)。平均土地面積は 50.4 坪 (昨年 62.0 坪から -18.7 ％減)。平均建物面積は 45.9 坪 (昨年 30.3 坪から +51.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 0.5 年 → 2025年 30.4 年、+5938.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.0 分 → 2025年 6.7 分、+33.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
三河鹿島駅 28.6 万/坪(昨年同期比 -49.7 ％)
三河鹿島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.6万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -49.7％( -28.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.6年(昨年 16.4年から +178.4 ％増)。平均土地面積は 109.7 坪 (昨年 68.1 坪から +61.1 ％増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 36.0 坪から +23.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 16.4 年 → 2025年 45.6 年、+178.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.2 分 → 2025年 11.2 分、+57.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 18.2 ％ → 2025年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示