この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期の一畑電車北松江線 (出雲科学館パークタウン前駅～松江しんじ湖温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.5万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +15.2％( +5.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2023年)に比べて -44.8％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 37.4年から -16.4 ％減)。平均土地面積は 95.8 坪 (昨年 129.8 坪から -26.2 ％減)。平均建物面積は 53.8 坪 (昨年 73.1 坪から -26.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。出雲科学館パークタウン前駅、武志駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武志駅で昨年に比べ +53.9 ％、坪単価は 24.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(武志駅)は +53.9 ％(坪単価 +8.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(雲州平田駅)は -46.7 ％(坪単価 -9.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 37.4 年 → 2024年 31.3 年、-16.4 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.3 分 → 2024年 13.4 分、-26.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.1 ％ → 2024年 28.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 32.1 ％ → 2024年 21.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった出雲科学館パークタウン前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.2万円/坪(29.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +22.2％( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった雲州平田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -46.7％( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 一畑電車北松江線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 出雲科学館パークタウン前駅 | 96.2万/坪 (0.8年/46.4坪) | 78.7万/坪 (39.0年/113坪) | - |
| 大津町駅 | - | - | 108万/坪 (1.3年/60.5坪) |
| 武志駅 | 24.2万/坪 (49.8年/69.6坪) | 15.8万/坪 (44.3年/154坪) | - |
| 川跡駅 | - | 28.3万/坪 (29.9年/117坪) | - |
| 大寺駅 | - | - | |
| 美談駅 | - | - | - |
| 旅伏駅 | - | 20.8万/坪 (45.3年/142坪) | - |
| 雲州平田駅 | 11.3万/坪 (51.0年/69.1坪) | 21.2万/坪 (40.3年/173坪) | 8.4万/坪 (53.4年/71.8坪) |
| 布崎駅 | 4.9万/坪 (29.8年/303坪) | - | - |
| 湖遊館新駅 | - | - | - |
| 園駅 | 1.8万/坪 (59.5年/212坪) | - | - |
| 一畑口駅 | - | 36.1万/坪 (53.0年/151坪) | - |
| 津ノ森駅 | - | - | - |
| 松江フォーゲルパーク駅 | - | 15.8万/坪 (21.8年/290坪) | - |
| 秋鹿町駅 | - | - | - |
| 長江駅 | 2.9万/坪 (32.5年/151坪) | - | - |
| 朝日ケ丘駅 | - | 30.3万/坪 (38.8年/85.7坪) | 47.6万/坪 (31.8年/75.6坪) |
| 松江イングリッシュガーデン前駅 | - | - | 16.5万/坪 (0年/248坪) |
| 松江しんじ湖温泉駅 | 50.3万/坪 (38.9年/71.1坪) | 53.7万/坪 (36.5年/84.9坪) | 88.9万/坪 (28.9年/221坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武志駅 24.2 万/坪(昨年同期比 +53.9 ％)
武志駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.2万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +53.9％( +8.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.8年(昨年 44.3年から +12.4 ％増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 154.3 坪から -54.9 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 117.2 坪から -80.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.5 分 → 2024年 1.0 分、-91.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 44.3 年 → 2024年 49.8 年、+12.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
雲州平田駅 11.3 万/坪(昨年同期比 -46.7 ％)
雲州平田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -46.7％( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.0年(昨年 40.3年から +26.6 ％増)。平均土地面積は 69.1 坪 (昨年 173.1 坪から -60.1 ％減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 87.9 坪から -51.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 32.7 分 → 2024年 7.7 分、-76.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 40.3 年 → 2024年 51.0 年、+26.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示