【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR山陰本線 (江崎駅～下関駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.9万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -26.9％( -11.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 79 件(１年前(2024年)に比べて -68.3％( -170件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.9年(昨年 34.6年から +12.4 ％増)。平均土地面積は 91.9 坪 (昨年 91.6 坪から +0.2 ％増)。平均建物面積は 49.2 坪 (昨年 53.6 坪から -8.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。安岡駅、綾羅木駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは江崎駅で昨年に比べ +814.6 ％、坪単価は 20.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(江崎駅、奈古駅)は +632.4 ％(坪単価 +22.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(吉見駅、長門大井駅)は -81.8 ％(坪単価 -17.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 20.9 分 → 2025年 16.9 分、-18.9 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 28.8 ％ → 2025年 22.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.5 ％ → 2025年 7.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 34.6 年 → 2025年 38.9 年、+12.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 48.0 ％ → 2025年 59.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 13.5 ％ → 2025年 9.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +225.9％( +72.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった須佐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -75.0％( -4.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR山陰本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 江崎駅 | 20.7万/坪 (36.0年/90.8坪) | 2.3万/坪 (46.4年/58.2坪) | - |
| 須佐駅 | 1.5万/坪 (45.3年/90.8坪) | 6.0万/坪 (52.0年/46.9坪) | - |
| 宇田郷駅 | - | - | - |
| 木与駅 | - | - | - |
| 奈古駅 | 31.8万/坪 (18.3年/90.8坪) | 5.8万/坪 (35.7年/102坪) | 12.3万/坪 (10.5年/72.6坪) |
| 長門大井駅 | 3.6万/坪 (48.0年/46.9坪) | 19.5万/坪 (0年/142坪) | - |
| 越ケ浜駅 | - | 3.3万/坪 (59.8年/27.2坪) | - |
| 東萩駅 | 10.6万/坪 (43.3年/157坪) | 26.2万/坪 (31.5年/94.4坪) | 16.5万/坪 (45.5年/102坪) |
| 萩駅 | 20.2万/坪 (61.8年/142坪) | 29.7万/坪 (29.2年/120坪) | 25.8万/坪 (34.8年/137坪) |
| 玉江駅 | 16.9万/坪 (49.0年/182坪) | 33.5万/坪 (37.4年/107坪) | 18.0万/坪 (38.2年/120坪) |
| 三見駅 | - | - | - |
| 飯井駅 | - | - | - |
| 長門三隅駅 | - | 19.7万/坪 (29.0年/59.3坪) | 20.4万/坪 (39.9年/110坪) |
| 長門市駅 | 24.4万/坪 (58.7年/92.3坪) | 41.7万/坪 (33.3年/100坪) | 19.6万/坪 (31.2年/120坪) |
| 仙崎駅 | 105万/坪 (1.0年/72.6坪) | 32.2万/坪 (35.8年/115坪) | 22.8万/坪 (38.4年/119坪) |
| 黄波戸駅 | - | 6.7万/坪 (40.2年/69.6坪) | - |
| 長門古市駅 | - | 8.2万/坪 (29.0年/174坪) | 7.4万/坪 (37.7年/133坪) |
| 人丸駅 | 1.7万/坪 (46.0年/312坪) | 2.6万/坪 (46.8年/96.8坪) | 4.7万/坪 (25.4年/69.6坪) |
| 伊上駅 | - | - | 13.9万/坪 (49.3年/126坪) |
| 長門粟野駅 | - | - | - |
| 阿川駅 | 20.7万/坪 (22.0年/99.8坪) | 17.4万/坪 (69.0年/52.9坪) | 10.7万/坪 (45.0年/205坪) |
| 特牛駅 | - | - | 2.8万/坪 (55.0年/33.3坪) |
| 滝部駅 | 6.6万/坪 (48.5年/65.8坪) | 2.7万/坪 (61.7年/103坪) | 3.5万/坪 (22.5年/71.1坪) |
| 長門二見駅 | - | - | - |
| 宇賀本郷駅 | 1.4万/坪 (60.3年/46.9坪) | - | - |
| 湯玉駅 | 0.9万/坪 (45.0年/66.6坪) | - | 1.2万/坪 (50.5年/63.5坪) |
| 小串駅 | 19.8万/坪 (16.0年/33.3坪) | - | 8.5万/坪 (44.0年/69.6坪) |
| 川棚温泉駅 | 86.0万/坪 (6.0年/54.5坪) | 24.4万/坪 (36.3年/138坪) | 27.3万/坪 (36.1年/95.6坪) |
| 黒井村駅 | 10.6万/坪 (38.7年/77.1坪) | 15.2万/坪 (35.9年/62.8坪) | 18.4万/坪 (34.0年/86.9坪) |
| 梅ケ峠駅 | - | - | 9.6万/坪 (43.5年/188坪) |
| 吉見駅 | 4.1万/坪 (50.4年/120坪) | 22.9万/坪 (37.0年/77.9坪) | 19.1万/坪 (49.4年/101坪) |
| 福江駅 | 66.1万/坪 (16.3年/69.6坪) | - | 60.5万/坪 (8.8年/127坪) |
| 安岡駅 | 81.2万/坪 (20.1年/65.8坪) | 57.8万/坪 (31.7年/104坪) | 48.0万/坪 (34.2年/73.4坪) |
| 梶栗郷台地駅 | - | 45.5万/坪 (33.1年/57.8坪) | 65.6万/坪 (19.3年/76.9坪) |
| 綾羅木駅 | 73.6万/坪 (30.6年/54.1坪) | 56.7万/坪 (28.4年/87.1坪) | 64.4万/坪 (21.0年/62.0坪) |
| 幡生駅 | 44.6万/坪 (39.3年/107坪) | 58.7万/坪 (30.8年/89.4坪) | 67.0万/坪 (28.7年/75.7坪) |
| 下関駅 | 15.1万/坪 (42.0年/48.5坪) | 42.0万/坪 (39.4年/89.4坪) | 25.3万/坪 (43.5年/78.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
江崎駅 20.7 万/坪(昨年同期比 +814.6 ％)
江崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.7万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +814.6％( +18.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 46.4年から -22.4 ％減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 58.2 坪から +55.8 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 37.1 坪から -2.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 46.4 年 → 2025年 36.0 年、-22.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 36.5 分 → 2025年 18.0 分、-50.7 ％と大きく減少)
奈古駅 31.8 万/坪(昨年同期比 +450.2 ％)
奈古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.8万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +450.2％( +26.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 35.7年から -48.8 ％減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 101.7 坪から -10.8 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 52.9 坪から -22.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 35.7 年 → 2025年 18.3 年、-48.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 33.2 分 → 2025年 8.0 分、-75.9 ％と大きく減少)
吉見駅 4.1 万/坪(昨年同期比 -82.1 ％)
吉見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -82.1％( -18.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.4年(昨年 37.0年から +36.0 ％増)。平均土地面積は 120.5 坪 (昨年 77.9 坪から +54.7 ％増)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 35.5 坪から -13.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 37.0 年 → 2025年 50.4 年、+36.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.2 分 → 2025年 8.7 分、+38.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
長門大井駅 3.6 万/坪(昨年同期比 -81.5 ％)
長門大井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -81.5％( -15.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 142.2 坪から -67.0 ％減)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 33.3 坪から +50.0 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示