【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR山陰本線 (江崎駅～下関駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.5万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -29.5％( -12.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 53 件(１年前(2024年)に比べて -20.9％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.2年(昨年 34.1年から +12.2 ％増)。平均土地面積は 89.1 坪 (昨年 81.5 坪から +9.3 ％増)。平均建物面積は 49.6 坪 (昨年 43.2 坪から +14.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。阿川駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは仙崎駅で昨年に比べ +821.2 ％、坪単価は 105 万円/坪となった。
上位 2 駅(仙崎駅、長門市駅)は +577.0 ％(坪単価 +61.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(玉江駅、下関駅)は -59.2 ％(坪単価 -27.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 20.9 分 → 2025年 17.5 分、-16.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.5 ％ → 2025年 7.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 31.1 ％ → 2025年 24.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 34.1 年 → 2025年 38.2 年、+12.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 44.3 ％ → 2025年 59.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.4 ％ → 2025年 10.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +821.2％( +93.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった滝部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.8万円/坪(2.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +249.7％( +6.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 江崎駅 | 20.7万/坪 (36.0年/90.8坪) | - | - |
| 須佐駅 | - | 6.0万/坪 (52.0年/46.9坪) | - |
| 宇田郷駅 | - | - | - |
| 木与駅 | - | - | - |
| 奈古駅 | - | 2.8万/坪 (51.0年/53.7坪) | 5.2万/坪 (0年/66.6坪) |
| 長門大井駅 | 3.6万/坪 (48.0年/46.9坪) | - | - |
| 越ケ浜駅 | - | - | - |
| 東萩駅 | 11.3万/坪 (42.8年/56.0坪) | 15.5万/坪 (37.0年/89.5坪) | 6.6万/坪 (55.8年/63.8坪) |
| 萩駅 | - | 49.7万/坪 (10.0年/113坪) | 12.5万/坪 (40.0年/137坪) |
| 玉江駅 | 16.9万/坪 (49.0年/182坪) | 52.4万/坪 (28.0年/68.1坪) | 3.5万/坪 (0年/78.7坪) |
| 三見駅 | - | - | - |
| 飯井駅 | - | - | - |
| 長門三隅駅 | - | 13.3万/坪 (32.0年/39.3坪) | 2.5万/坪 (43.0年/169坪) |
| 長門市駅 | 38.0万/坪 (47.0年/48.4坪) | 8.8万/坪 (51.5年/41.6坪) | 9.7万/坪 (44.0年/42.4坪) |
| 仙崎駅 | 105万/坪 (1.0年/72.6坪) | 11.4万/坪 (48.0年/84.7坪) | 41.7万/坪 (22.5年/103坪) |
| 黄波戸駅 | - | 3.4万/坪 (47.0年/72.6坪) | - |
| 長門古市駅 | - | 8.9万/坪 (31.0年/363坪) | 14.2万/坪 (31.5年/166坪) |
| 人丸駅 | 1.7万/坪 (46.0年/312坪) | - | 0.03万/坪 (25.0年/42.4坪) |
| 伊上駅 | - | - | - |
| 長門粟野駅 | - | - | - |
| 阿川駅 | 20.7万/坪 (22.0年/99.8坪) | 17.4万/坪 (69.0年/52.9坪) | 23.1万/坪 (21.0年/99.8坪) |
| 特牛駅 | - | - | 2.8万/坪 (55.0年/33.3坪) |
| 滝部駅 | 8.8万/坪 (45.0年/65.8坪) | 2.5万/坪 (69.0年/54.5坪) | - |
| 長門二見駅 | - | - | - |
| 宇賀本郷駅 | - | - | - |
| 湯玉駅 | 0.9万/坪 (45.0年/66.6坪) | - | - |
| 小串駅 | 19.8万/坪 (16.0年/33.3坪) | - | 1.2万/坪 (55.0年/49.9坪) |
| 川棚温泉駅 | 86.0万/坪 (6.0年/54.5坪) | 39.7万/坪 (27.0年/393坪) | 10.8万/坪 (39.5年/78.7坪) |
| 黒井村駅 | 11.6万/坪 (33.0年/69.6坪) | 19.0万/坪 (26.5年/64.3坪) | 12.9万/坪 (41.0年/69.6坪) |
| 梅ケ峠駅 | - | - | - |
| 吉見駅 | 4.1万/坪 (50.4年/120坪) | - | 8.3万/坪 (59.0年/60.5坪) |
| 福江駅 | - | - | - |
| 安岡駅 | 97.4万/坪 (6.0年/61.5坪) | 192万/坪 (0年/139坪) | 14.1万/坪 (55.0年/50.7坪) |
| 梶栗郷台地駅 | - | 57.1万/坪 (20.0年/55.1坪) | - |
| 綾羅木駅 | 39.5万/坪 (47.8年/56.0坪) | 67.6万/坪 (33.9年/96.6坪) | 55.4万/坪 (17.5年/37.8坪) |
| 幡生駅 | 50.2万/坪 (38.3年/107坪) | 63.6万/坪 (27.7年/66.8坪) | 82.4万/坪 (13.2年/108坪) |
| 下関駅 | 19.8万/坪 (41.4年/56.2坪) | 40.0万/坪 (41.0年/67.7坪) | 32.3万/坪 (33.9年/90.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
仙崎駅 105.0 万/坪(昨年同期比 +821.2 ％)
仙崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +821.2％( +93.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 1.0年(昨年 48.0年から -97.9 ％減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 84.7 坪から -14.3 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 43.9 坪から -41.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 48.0 年 → 2025年 1.0 年、-97.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.0 分 → 2025年 15.0 分、+275.0 ％と大きく増加)
長門市駅 38.0 万/坪(昨年同期比 +332.8 ％)
長門市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.0万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +332.8％( +29.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 51.5年から -8.7 ％減)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 41.6 坪から +16.4 ％増)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 32.5 坪から -25.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 17.0 分 → 2025年 23.0 分、+35.3 ％と大きく増加)
玉江駅 16.9 万/坪(昨年同期比 -67.8 ％)
玉江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.9万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -67.8％( -35.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 49.0年(昨年 28.0年から +75.0 ％増)。平均土地面積は 182.0 坪 (昨年 68.1 坪から +167.4 ％増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 27.2 坪から +122.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 19.5 分 → 2025年 17.3 分、-11.1 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 28.0 年 → 2025年 49.0 年、+75.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
下関駅 19.8 万/坪(昨年同期比 -50.6 ％)
下関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -50.6％( -20.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて -21.4％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.4年(昨年 41.0年から +1.0 ％増)。平均土地面積は 56.2 坪 (昨年 67.7 坪から -17.0 ％減)。平均建物面積は 56.4 坪 (昨年 36.5 坪から +54.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 25.4 分 → 2025年 21.3 分、-16.2 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 53.8 ％ → 2025年 66.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.8 ％ → 2025年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示