【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR城端線 (高岡駅～城端駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.7万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -11.6％( -3.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 32 件(１年前(2024年)に比べて -82.5％( -151件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.9年(昨年 35.1年から +13.6 ％増)。平均土地面積は 120.2 坪 (昨年 96.2 坪から +25.0 ％増)。平均建物面積は 74.9 坪 (昨年 57.7 坪から +29.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。新高岡駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは福野駅で昨年に比べ +352.5 ％、坪単価は 22.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(福野駅、新高岡駅)は +186.0 ％(坪単価 +13.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(砺波駅、城端駅)は -62.3 ％(坪単価 -22.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 23.2 分 → 2025年 18.7 分、-19.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.5 ％ → 2025年 3.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 34.2 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 35.1 年 → 2025年 39.9 年、+13.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 45.6 ％ → 2025年 60.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 11.4 ％ → 2025年 10.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新高岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.6万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +19.5％( +10.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福光駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.5万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -55.2％( -5.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR城端線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高岡駅 | 25.8万/坪 (44.2年/118坪) | 25.3万/坪 (39.5年/84.6坪) | 33.6万/坪 (30.8年/63.6坪) |
| 新高岡駅 | 62.6万/坪 (1.0年/36.3坪) | 52.4万/坪 (24.2年/60.1坪) | 76.0万/坪 (0.6年/55.0坪) |
| 二塚駅 | - | 10.3万/坪 (36.4年/61.3坪) | 2.5万/坪 (49.5年/393坪) |
| 林駅 | - | 7.6万/坪 (20.8年/109坪) | - |
| 戸出駅 | 34.5万/坪 (28.5年/96.0坪) | 41.3万/坪 (23.3年/98.6坪) | 44.1万/坪 (25.8年/92.3坪) |
| 油田駅 | 9.3万/坪 (46.5年/112坪) | 15.9万/坪 (36.0年/213坪) | 34.2万/坪 (23.0年/118坪) |
| 砺波駅 | 13.3万/坪 (43.0年/78.1坪) | 43.3万/坪 (22.1年/84.7坪) | 50.8万/坪 (18.7年/111坪) |
| 東野尻駅 | - | 27.3万/坪 (24.9年/171坪) | 14.6万/坪 (42.4年/310坪) |
| 高儀駅 | - | 17.9万/坪 (48.0年/114坪) | 28.4万/坪 (48.0年/315坪) |
| 福野駅 | 22.0万/坪 (24.0年/242坪) | 4.9万/坪 (48.2年/129坪) | 13.1万/坪 (45.2年/128坪) |
| 東石黒駅 | - | 3.5万/坪 (0年/393坪) | 24.8万/坪 (0年/56.0坪) |
| 福光駅 | 4.5万/坪 (57.0年/260坪) | 10.0万/坪 (34.9年/102坪) | 13.7万/坪 (41.9年/124坪) |
| 越中山田駅 | 35.3万/坪 (22.0年/142坪) | - | 6.7万/坪 (0年/192坪) |
| 城端駅 | 12.8万/坪 (26.0年/21.2坪) | 28.7万/坪 (29.5年/99.8坪) | 4.9万/坪 (49.7年/153坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
福野駅 22.0 万/坪(昨年同期比 +352.5 ％)
福野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +352.5％( +17.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 48.2年から -50.2 ％減)。平均土地面積は 242.0 坪 (昨年 129.3 坪から +87.2 ％増)。平均建物面積は 127.1 坪 (昨年 59.3 坪から +114.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 48.2 年 → 2025年 24.0 年、-50.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 46.8 分 → 2025年 20.0 分、-57.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
新高岡駅 62.6 万/坪(昨年同期比 +19.5 ％)
新高岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.6万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +19.5％( +10.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 24.2年から -95.9 ％減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 60.1 坪から -39.6 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 35.0 坪から -17.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 24.2 年 → 2025年 1.0 年、-95.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 ％ → 2025年 100.0 ％)
砺波駅 13.3 万/坪(昨年同期比 -69.3 ％)
砺波駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.3万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -69.3％( -30.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -76.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 22.1年から +94.8 ％増)。平均土地面積は 78.1 坪 (昨年 84.7 坪から -7.7 ％減)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 53.7 坪から -0.5 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 22.1 年 → 2025年 43.0 年、+94.8 ％と大きく増加)
城端駅 12.8 万/坪(昨年同期比 -55.4 ％)
城端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -55.4％( -15.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.0年(昨年 29.5年から -11.9 ％減)。平均土地面積は 21.2 坪 (昨年 99.8 坪から -78.8 ％減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 45.4 坪から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 29.5 年 → 2025年 26.0 年、-11.9 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.0 分 → 2025年 9.0 分、+200.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示