【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の富山地方鉄道上滝線 (南富山駅～岩峅寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.9万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +14.7％( +6.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 37 件(１年前(2024年)に比べて +42.3％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.4年(昨年 28.4年から -17.5 ％減)。平均土地面積は 81.2 坪 (昨年 91.4 坪から -11.2 ％減)。平均建物面積は 54.1 坪 (昨年 59.5 坪から -9.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。小杉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南富山駅で昨年に比べ +151.6 ％、坪単価は 85.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(南富山駅、小杉駅)は +116.6 ％(坪単価 +39.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(開発駅、上堀駅)は -51.0 ％(坪単価 -31.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 28.4 年 → 2025年 23.4 年、-17.5 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 ％ → 2025年 21.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 ％ → 2025年 28.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 11.5 ％ → 2025年 8.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 8.3 ％ → 2025年 6.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.9万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +151.6％( +51.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった開発駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -77.8％( -47.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 富山地方鉄道上滝線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 南富山駅 | 85.9万/坪 (16.7年/57.9坪) | 34.1万/坪 (40.4年/144坪) | 53.0万/坪 (34.7年/424坪) |
| 朝菜町駅 | 75.5万/坪 (15.3年/63.5坪) | 87.1万/坪 (14.2年/75.0坪) | 39.5万/坪 (27.2年/91.3坪) |
| 上堀駅 | 48.7万/坪 (18.8年/59.4坪) | 64.3万/坪 (16.0年/59.0坪) | 7.8万/坪 (43.0年/69.6坪) |
| 小杉駅 | 59.6万/坪 (19.6年/69.8坪) | 32.8万/坪 (30.8年/83.9坪) | 30.1万/坪 (27.0年/87.5坪) |
| 布市駅 | - | 17.1万/坪 (40.0年/109坪) | - |
| 開発駅 | 13.5万/坪 (51.7年/152坪) | 60.7万/坪 (29.5年/66.6坪) | - |
| 月岡駅 | 2.2万/坪 (45.0年/303坪) | - | 9.7万/坪 (43.0年/115坪) |
| 大庄駅 | 3.0万/坪 (41.0年/69.6坪) | - | - |
| 上滝駅 | 21.0万/坪 (23.0年/96.8坪) | 20.8万/坪 (0年/83.2坪) | 17.8万/坪 (50.0年/96.8坪) |
| 大川寺駅 | - | - | - |
| 岩峅寺駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南富山駅 85.9 万/坪(昨年同期比 +151.6 ％)
南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.9万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +151.6％( +51.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.7年(昨年 40.4年から -58.7 ％減)。平均土地面積は 57.9 坪 (昨年 143.7 坪から -59.7 ％減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 126.4 坪から -74.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 40.4 年 → 2025年 16.7 年、-58.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 20.2 分 → 2025年 17.5 分、-13.4 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
小杉駅 59.6 万/坪(昨年同期比 +81.6 ％)
小杉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.6万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +81.6％( +26.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.6年(昨年 30.8年から -36.2 ％減)。平均土地面積は 69.8 坪 (昨年 83.9 坪から -16.8 ％減)。平均建物面積は 64.3 坪 (昨年 54.0 坪から +19.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.8 年 → 2025年 19.6 年、-36.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 29.4 分 → 2025年 21.5 分、-26.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 55.6 ％ → 2025年 31.2 ％)
開発駅 13.5 万/坪(昨年同期比 -77.8 ％)
開発駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -77.8％( -47.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 51.7年(昨年 29.5年から +75.1 ％増)。平均土地面積は 152.3 坪 (昨年 66.6 坪から +128.8 ％増)。平均建物面積は 65.0 坪 (昨年 22.7 坪から +186.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 29.5 年 → 2025年 51.7 年、+75.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 13.0 分 → 2025年 15.7 分、+20.5 ％と大きく増加)
上堀駅 48.7 万/坪(昨年同期比 -24.3 ％)
上堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.7万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -24.3％( -15.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 16.0年から +17.2 ％増)。平均土地面積は 59.4 坪 (昨年 59.0 坪から +0.6 ％増)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 34.8 坪から +10.9 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 16.0 年 → 2025年 18.8 年、+17.2 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.5 分 → 2025年 18.0 分、+140.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示