【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の富山ライトレール (富山駅～岩瀬浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.7万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +64.2％( +21.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 35 件(１年前(2023年)に比べて +12.9％( +4件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 42.0年から -29.6 ％減)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 99.2 坪から +0.5 ％増)。平均建物面積は 83.7 坪 (昨年 72.8 坪から +15.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。下奥井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは富山駅で昨年に比べ +114.7 ％、坪単価は 64.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(富山駅)は +114.7 ％(坪単価 +34.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(奥田中学校前駅)は -66.5 ％(坪単価 -93.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 42.0 年 → 2024年 29.6 年、-29.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 ％ → 2024年 18.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 58.1 ％ → 2024年 40.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 15.0 分 → 2024年 17.3 分、+15.3 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 16.1 ％ → 2024年 11.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.2万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +114.7％( +34.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(１年前(2023年)に比べて +53.8％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった蓮町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.0万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -47.0％( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 富山ライトレール | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 富山駅 | 64.2万/坪 (24.8年/108坪) | 29.9万/坪 (46.5年/93.7坪) | 59.9万/坪 (27.2年/109坪) |
| インテック本社前駅 | - | - | - |
| 龍谷富山高校前駅 | - | - | - |
| 奥田中学校前駅 | 47.2万/坪 (28.0年/59.0坪) | 141万/坪 (0.5年/224坪) | - |
| 下奥井駅 | 43.4万/坪 (28.5年/72.6坪) | 28.8万/坪 (54.5年/137坪) | 70.8万/坪 (14.0年/107坪) |
| 粟島駅 | 81.6万/坪 (16.5年/299坪) | - | 66.1万/坪 (0.5年/33.3坪) |
| 越中中島駅 | - | 32.3万/坪 (40.5年/55.2坪) | 9.9万/坪 (0年/31.8坪) |
| 城川原駅 | 56.5万/坪 (23.1年/84.4坪) | - | 41.3万/坪 (27.9年/78.1坪) |
| 犬島新町駅 | 28.0万/坪 (41.5年/68.1坪) | 27.4万/坪 (37.0年/73.9坪) | 76.0万/坪 (0.5年/51.4坪) |
| 蓮町駅 | 13.0万/坪 (47.5年/57.5坪) | 24.5万/坪 (39.5年/80.2坪) | 4.8万/坪 (53.5年/109坪) |
| 萩浦小学校前駅 | - | 42.8万/坪 (20.5年/34.8坪) | 44.3万/坪 (22.8年/62.8坪) |
| 東岩瀬駅 | - | 17.8万/坪 (22.5年/203坪) | 6.3万/坪 (0.5年/112坪) |
| 競輪場前駅 | 5.0万/坪 (70.6年/48.4坪) | - | - |
| 岩瀬浜駅 | 8.1万/坪 (62.0年/80.2坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富山駅 64.2 万/坪(昨年同期比 +114.7 ％)
富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.2万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +114.7％( +34.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(１年前(2023年)に比べて +53.8％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 46.5年から -46.7 ％減)。平均土地面積は 107.9 坪 (昨年 93.7 坪から +15.2 ％増)。平均建物面積は 108.5 坪 (昨年 70.5 坪から +54.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 46.5 年 → 2024年 24.8 年、-46.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 69.2 ％ → 2024年 27.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.1 ％ → 2024年 27.8 ％)
奥田中学校前駅 47.2 万/坪(昨年同期比 -66.5 ％)
奥田中学校前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.2万円/坪(14.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -66.5％( -93.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 0.5年から +5459.2 ％増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 223.9 坪から -73.6 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 163.4 坪から -80.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.5 年 → 2024年 28.0 年、+5459.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 12.5 分、+212.5 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示